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大学倶楽部・産業能率大

かごごと洗濯できる「ワスレーヌ」が最優秀賞 家電製品の商品企画授業で

企画した家電製品についてプレゼンテーションする学生

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審査にあたる(前列右から)床井氏、高木氏、氏原氏
「ワスレーヌ」のアイデアを思いついた加藤さん

 産業能率大学経営学部の後期授業「マーケット分析と商品企画」を履修する3、4年生計31人が、家電製品の商品企画に取り組んだ。審査の結果、洗濯かごごと洗濯ができる洗濯機「ワスレーヌ」が最優秀賞に輝いた。

     授業は、学生たちが企業で使われている企画書の作り方や、意見を出し合いアイデアを形作っていくブレーンストーミングの手法を学び、マーケティング理論や知識を活用して商品企画を提案する演習をする。作成した企画案は企業の実務担当者に向けてプレゼンテーションし、審査される。今回、課題として提示されたのは「ユーザーの目線で家電商品を企画する」こと。担当教員で同学部の荒井明准教授の指導の下、履修生は7チームに分かれ、半年をかけて市場調査や競合品分析を繰り返し、ユーザーの不便不満を解消する家電製品の企画を練りあげた。

     1月10日に開かれたプレゼンテーションでは、家電メーカー・アイリスオーヤマの高木晴奈氏と床井祥平氏、授業で学生にブレーンストーミングの方法を教えた面白法人カヤックの氏原大氏の3人が審査員を務めた。学生たちは、部屋に出た虫の駆除に悩む女性の声を受けて企画した殺虫・掃除を同時に行える「殺虫機能付き掃除機」、訪問先に行く前にさっと身だしなみを整えたいという営業マンの要望をヒントに考案した持ち歩き可能な「モバイルアイロン」などを提案した。

     最優秀賞に選ばれたワスレーヌは、学生の一人が、洗濯機から洗濯物を取り出すのに苦労する祖母の姿を見てひらめいた。洗濯物を入れた洗濯かごを洗濯槽にセットし、そのまま洗い、洗濯が終わると洗濯かごごと取り出せて、使わない時は洗濯かごの収納場所にもなるという洗濯機だ。実際に、街で行った洗濯かごと洗濯機の利用状況の実態調査などを踏まえ、洗濯かごの収納場所や洗濯機の中の洗濯物の取り忘れといった問題の解消も織り込むなどブラッシュアップしてまとめた。審査員からは「身近なところから課題を発見し、簡単な工夫で実現できそうだ」などの点が高く評価された。アイデアを思いついた3年の加藤豪さんは「店舗視察やインタビュー調査が、生活者の不平不満を解決するアイデアの構築や論理的な企画提案につながりました」と今回の企画案を振り返った。

     審査を担当した高木氏は「市場調査やアンケート調査を踏まえてのアイデアには『あったら面白そう!』『ぜひ使ってみたい!』と思うものになっていて、発表を聞きながらとてもワクワクしました」と話す。また、氏原氏も「消費者ニーズを重視する視点を学んで市場をとらえつつ、そこに当社がブレーンストーミングで大切にしている『アイデアは質より量、そして他人のアイデアにどんどん乗っかる』を実践してくれました。想像を超えた高いレベルの提案でとても面白かったです」と学生たちの取り組みを評した。

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