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大学倶楽部・桜美林大

沖縄の過去と現在を現地で学ぶ研修 学生9人が参加 名桜大とも連携

現地研修で、沖縄の海をバックに名桜大の学生たちと一緒に記念写真を撮る桜美林大の学生たち

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 沖縄の歴史や文化などを現地で学ぶ短期プログラム「地域社会参加(沖縄学入門)」の沖縄現地研修が、1月31日から約1週間の予定で同県宜野湾市を中心にして行われた。プログラムは、学生が大学の授業で学んだことを、地域貢献活動を通して特定のコミュニティーに還元していくサービスラーニング科目の一つ。昨年、内閣府の「地方と東京圏の大学生対流促進事業」に選ばれた名桜大学、宜野湾市との連携プロジェクト「桜の大学間交流が創り出す“インバウンド都市沖縄”振興プロジェクト」の一環だ。

沖縄戦の激戦地である嘉数高台公園からは普天間飛行場が一望でき、学生たちは沖縄の過去と現在を体感した

 参加した学生のうち正規履修生9人は、9月から学内で沖縄について学んだ上で、今回のフィールドワークに参加した。現地では、過去にプログラムに参加した学生や名桜大生も合流。計24人の学生たちが、それぞれの観点で沖縄を見つめ、学び合った。

自治会館で、地元住民から話を聞く学生たち

 今回のテーマは「米軍基地のあるまちに学ぶ 沖縄の課題とコミュニティパワーの可能性」。社会福祉士(災害・貧困SW、防災士)の稲垣暁氏をコーディネーターに迎え、同市博物館で現地学芸員の案内のもと、縄文時代からの沖縄の歴史を学んだ。また、沖縄戦の激戦地で普天間飛行場が一望できる嘉数高台公園で、沖縄の過去と現在を肌で感じた。

 観光産業として発展したプロ野球のキャンプを見学後、プログラム後半は公設市場や同市内の自治会などを巡る街歩きと、地元住民との交流も行われた。シングルマザーとの意見交換やデイサービスに通うお年寄りとの調理体験、民家の風呂を借りる“民浴”など、実際に沖縄で暮らす人々と交流することで、基地問題をはじめとする現在の沖縄の問題や現地の人の思いを知った。

 最終日には、同市の地元ラジオ「FMぎのわん」の公開収録に参加。「本土の人間が受け入れてもらえるか不安だったが、実際に来てみると、学生とも対等に接してくれる沖縄の人の温かさに触れることができた」など素直な言葉で現地の人に思いを伝えた。また、今回の参加が2回目となるリベラルアーツ学群4年の奈良原宇一さんは「普天間の問題に関して、現地の人の思いを聞き、基地を移転させるだけでは済まない複雑な問題だと気づいた」と振り返った。

 このプロジェクトは今年度まで秋学期のみだったが、来年度からは春学期も行われ、「自治会のエイサーの取り組み」や「正月の行事と伝統食」などをテーマに学ぶ予定だ。

桜美林大

公式HP:http://www.obirin.ac.jp/
所在地:〒194-0294 東京都町田市常盤町3758
電 話:042-797-1583

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