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産業能率大学は2月12日、同大湘南キャンパスでサッカー部4選手のJリーグなどプロサッカークラブへの入団発表会を開き、4選手が力強く抱負を語った。
プロ入りするのは、DF河西真=J3・福島ユナイテッドFC▽MF佐藤尚輝、FW渡辺りょう=同・アスルクラロ沼津▽MF植田涼吾=関東社会人リーグ・ブリオベッカ浦安--の4選手。
1年からレギュラーとして活躍し、4年では主将としてチームを引っ張った河西選手は「プロの厳しさを痛感しており、いい刺激になっている。早く試合に出て福島の力になりたい」と意気込んだ。
2018年度の関東大学リーグ昇格決定戦でダメ押しの2点目を決めた佐藤選手は「特徴はゴールに向かうプレー。スタメンに定着し、試合に出場してチームの優勝に貢献したい」と意欲を見せた。
10番を背負ってエースストライカーとして活躍した渡辺選手は「支えられた多くの人たちのためにも結果を残したい。裏への抜け出しという自分の特徴を生かし、チームの得点を増やしたい」と目標を語った。
豊富な運動量とセットプレーでの迫力ある攻撃が持ち味の植田選手は「ピッチの上で自分の力を表現していきたい。チームのJFL昇格に向け、全力を尽くしたい」と力を込めた。
会見では、河西、植田の両選手が2年前、同キャンパス近くの大山に必勝祈願に行った際、父親と登山中に意識を失った少女を救出し、伊勢原警察署から感謝状が贈られたエピソードも紹介された。
入団発表後、4選手は伊勢原市役所に高山松太郎市長を表敬訪問した。高山市長は選手らに、大山での人命救助のお礼と激励の言葉を贈った。
同大サッカー部は今年度、神奈川県大学リーグで優勝し、19年度の関東大学リーグ(2部)への昇格が決定。昇格の原動力となった4選手が、卒業後はプロの道に進むこととなった。