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千葉県館山市のイオンタウン館山で2月16日に開催された「館山湾と沖ノ島の『里海博』~たてやま・沖ノ島・里海シンポジウム~」(NPO法人「たてやま・海辺の鑑定団」主催)で、千葉大学の学生たちがブースを出展した。
同大環境ISO学生委員会と京葉銀行が2017年から共同で行っているエコプロジェクトの一環。当日は学生たち9人が参加し、子どもたちの環境意識向上を目的としたブースを設置し、ゲームやパネル展示などを行い、173人の来場者があった。
ゲームコーナーでは、環境に悪影響を及ぼす日常の行為が書かれた的を輪ゴム鉄砲で撃つという学生手作りの射的が人気だった。同委員会の概要やエコプロジェクトについて紹介されたパネル展示では、学生が来場者に熱心に説明をした。参加学生のリーダーで国際教養学部2年の吉本賀永子さんは「このシンポジウムへのブース出展は初めてだったが、幅広い年代の方が来てくれた。自分たちの活動を1人でも多くの方に知ってもらい、環境への意識を高めてもらえたら」と話していた。
南房総国定公園の一つである沖ノ島は館山湾の南端に位置しており、島の周囲は約1キロ。自然が豊かで世界最北端のサンゴの観察ができるほか、海越しに富士山の眺望を楽しめる人気スポット。近年は観光客の増加やごみ問題に加え、台風の影響で海草の群落が減少するなどさまざまな問題が起きている。そのため、NPO法人「たてやま・海辺の鑑定団」が、環境保全と活用のための仕組み作りやその普及啓発に取り組んでいる。
シンポジウムでは、沖ノ島や海について「楽しく」「知って」「できることから始める」きっかけになればと、お話会や大道芸、漂流物展示、ウミホタル発光鑑賞会、ダンボールアートワークショップなど、さまざまな企画が行われ、242人の参加者があった。