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大学倶楽部・金沢工業大

新潟・魚沼市でチェアスキー教室 学生らがボランティアとして参加

ガイドボランティアとともにチェアスキーを楽しむ参加者
チェアスキーヤーのリフト乗車をサポートするガイドボランティア
車椅子の子どもやその家族、ボランティアなど計90人が参加した

 新潟県南魚沼市で3月2、3日の両日、「親子で楽しむチェアスキー教室in舞子スノーリゾート」が開催され、障害を持つ子どもやその家族、金沢工業大学の学生ら計90人が参加した。

     このイベントは日本チェアスキー協会の主催。普段、車椅子で生活する子どもたちとその家族が一緒にスキーを滑られる機会を提供する目的で、2016年から行われており今年で4回目。中外製薬(本社・東京都)などが支援しており、同社社員20人がボランティアとして参加し、スキーガイドや教室の運営などを行っている。

     長野、トリノパラリンピックのアルペンスキー日本代表、野島弘さん(56)の開会あいさつに続き、ボランティアら3~4人のガイドととも子どもたちがチームを作り、レベルに応じた滑り方でスキーを楽しんだ。

     最終日には特設コースでの滑走発表会も行われ、家族らを前に2日間の練習成果を披露した。今回初めてチェアスキーを体験したという山田龍芽さん(6)は「スピードを感じて楽しかった。もっと練習をして、(ガイドなしで)一人で滑れるようになりたい」と笑顔を見せた。

     金沢工業大は、工学部の学生を中心に2年目からボランティアとして関わっている。今回は学生ら10人が参加。同大バイオ・化学部3年の幸平葉月さん(21)は、「ゲレンデを一緒に滑ると障害の有無は関係なくなる。やればできる、という喜びを感じる機会につながれば」と話した。

    チェアスキーシミュレーターで体験者に操作を紹介する金沢工業大の鈴木教授(左)

     教室には、参加者の家族にもチェアスキーの世界を体験できるよう、学生たちが開発した仮想現実(VR)シミュレーターも用意。指導を行った同大工学部の鈴木亮一教授(47)は「障害者スポーツの関連研究は、複数の学科や分野を超えた学生が集まり開発が進み、学生にとっても意義深い。選手のトレーニングやガイドボランティアの養成など、さまざまな可能性を秘めており、ユーザーの声を聞いて、今後の開発に生かしたい」と話していた。

     チェアスキーは、下肢などが不自由な人のために開発されたスポーツで、スキー板が固定された椅子に座って滑る。左右のバランスを保つために、先端に短いスキー板のついた「アウトリガー」と呼ばれる専用のストックを用いるのが特徴。冬季パラリンピック競技にも指定されており、2018年平昌パラリンピック大会では村岡桃佳選手(アルペンスキー)が金を含む5個のメダルを獲得し、注目を集めている。【岩崎ひかる】

    金沢工業大

    公式HP:https://www.kanazawa-it.ac.jp/
    所在地:〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1
    電 話:076-246-4784

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