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大学倶楽部・宇都宮大

授業「西アフリカ・ガーナを語ろう」 留学生、愛媛・岡村島の児童らに

左から時計回りに原ゆかりさん、スタンさん、村上はるさん、橋本涼さん。2対2の授業が楽しく進んだ
「よくいらっしゃいました」。スタンさんらを迎え、英語であいさつする村上はるさん(左端)

 愛媛・今治港から船で約1時間の岡村島。全校生が1人ずつで同じ校舎を使う今治市立岡村小と関前中で、「西アフリカ・ガーナを語ろう」という授業があった。訪れたのは宇都宮大大学院で学ぶガーナ人、スタニスラス・アクア(愛称スタン)さん(35)と、今治市出身の元外交官でガーナの村に産業を育てる非政府組織(NGO)を運営する原ゆかりさん(32)。アフリカの希望を伝え、将来の夢を育てる授業になった。

     授業を受けたのは小学6年の村上はるさん(12)と中学1年の橋本涼さん(13)。これまでも広島の原爆ドームを訪ねたり、関前地区の戦没者追悼式に出席したりして「平和と世界」を学んできた。

     スタンさんは昨年まで9年間、首都アクラにある在ガーナ日本大使館に広報文化担当で勤務し、2013年から2年間は書記官だった原さんの同僚だった。昨秋から日本に留学して日本とアフリカの外交や国際関係を学んでおり、この日は初めて瀬戸内の島を訪れた。

     まず、アフリカが中央にある世界地図を示した。アフリカでは通常の地図。「緯度、経度が0度で交わるアフリカは世界の中央。世界で2番目に大きい大陸で、13億人の人口もアジアに次いで2番目です」と日本語と英語を交えて語りかけた。また、ガーナ国旗の中央にある黒い星の由来について「サハラ砂漠以南で最初の1957年に独立したガーナは『黒い希望の星』。アフリカのリーダーという気持ちが強い」とスタンさんは強調し、「ガーナはアフリカの入り口。日本と共通する『おもてなし』の国にいらっしゃい」と呼びかけた。

     一方、アフリカビジネスに携わる原さんは、携帯電話が日本以上に普及し、携帯を駆使した新ビジネスが急激に育っている現状を紹介。15年の外務省退官後もスタンさんらとガーナの村で続けているNGO「MY DREAM(マイ・ドリーム)」の活動に触れ、「寄付に頼らずに自分たちで仕事を生み、子どもたちが学びながら自分の夢をかなえる環境を作ることが私たちの夢。夢をかなえるため、必要なことを一つ一つ積み重ねていこう」と勇気づけた。

     橋本さんは「ガーナ国旗の由来が心に響き、スタンさんの話はよく理解できた」、村上さんは「アフリカが世界の中心にある地図はとても新鮮に思いました。いつか行ってみたい」。2人から多くの刺激を受けた。【松倉展人】

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