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大学倶楽部・工学院大

原始的ミニ太陽系の観測に成功 武藤恭之准教授らの国際研究チーム

おうし座DM星周囲の原始惑星系円盤の観測画像=Credit:ALMA(ESO/NAOJ/NRAO),Kudo et al.

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 工学院大学の武藤恭之准教授(同大教育推進機構)らが参加する国際研究チームが、アルマ望遠鏡を使い、おうし座DM星の原始惑星系円盤の構造を観測し、周囲のちりの分布を6天文単位の高い空間解像度でとらえることに成功した。この円盤に太陽系と似たような構造があることが分かり、この天体が、中心星の質量が軽い「ミニ太陽系」の原始的な姿なのかもしれないことが示唆された。

     アルマ望遠鏡は南米・チリにある世界最大の電波望遠鏡。おうし座DM星は地球から約470光年離れた、太陽の半分程度の質量の若い星だ。その周囲にあるちりやガスでできた原始惑星系円盤のちりの分布の観測に今回、成功した。1天文単位は、太陽と地球の間の距離で、今回の空間解析度は今までにない高さという。

     観測の結果、円盤には中心の星から3天文単位程度の距離にリング状の構造が見つかった。この距離は、太陽系で小惑星帯が存在する領域に相当するという。武藤准教授は「今回の観測が、私たちの太陽系の起源を探る一つのヒントになればと考えている」と語った。

     武藤准教授はほかに、「惑星とガス円盤間の相互作用に関する理論的研究とそれに基づいた原始惑星系円盤の観測的研究」で、2018年度の日本天文学会研究奨励賞を受賞した。授賞式は3月16日、東京都千代田区の法政大学で開催される日本天文学会春季年会で行われる。

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