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大学倶楽部・宇都宮大

オール佐野産の日本酒完成 大学が育成した米使用 若手農家ら6次産業化

完成した純米酒「農家の汗」を披露するメンバーたち

 宇都宮大が育成した主食用の米「ゆうだい21」を使い、栃木県佐野市内の若手農家グループが原料米の栽培からラベル作りまでを手掛けた日本酒「農家の汗」が完成した。同市田島町の酒蔵「第一酒造」(島田嘉紀社長)が醸造した純米酒。メンバーは「オール佐野産の酒で農業を元気にしたい」と意気込んでいる。

     グループは市内の20~30代の農家10人で作る市青少年クラブ協議会(篠崎浩治会長)。「米を中心に据え、稼げる農業」を模索しており、2016年から5カ年計画でオリジナルの日本酒造りプロジェクトを進めてきた。

     酒米の試験栽培や醸造過程の見学などを経て、「佐野でしか手に入らない唯一無二の酒」をコンセプトに据えた。原料米は酒米ではないが、2010年に品種登録され、食味の良さからコンビニのおにぎり用などに需要を広げている「ゆうだい21」に決定。メンバーの水田約12アールで栽培し、約500キロを収穫した。

     醸造は、1673年創業で県内最古の歴史を誇る第一酒造に依頼。精米歩合60%の米と米こうじ、水以外は使わずに仕込み、穏やかな香りで奥深いコクがある辛口の酒が出来上がった。720ミリリットル入りの四合瓶1120本を製造し、税込み1700円で同市飯田町のJA佐野経済センターで販売している。

     同市若松町の「万葉の里 城山記念館」で13日開いた完成報告会で、篠崎会長は「まずは全量販売が目標。可能なら生産の継続、拡大を目指したい」と話した。第一酒造の島田社長は「6次産業化のモデル。農業の新しい形として歓迎する」とエールを送った。【太田穣】

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