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実践女子大などを運営する実践女子学園(東京都日野市)が創立120周年を迎え、5月11日、東京都渋谷区の渋谷キャンパスで記念祝賀会を開いた。学園は創立記念日の7日、学祖である下田歌子(1854~1936年)の生誕地、岐阜県恵那市岩村町で地元関係者などを招き、記念式典を初めて開催。祝賀会は、それを受けたもので、卒業生や教職員など学園関係者約400人が祝った。
式典では山本章正理事長が恵那市での式典の模様を報告しながら、「社会は時代とともに変化のスピードが速くなっている。社会の変化に対応しながら、女性のさらなる社会的地位向上のため、学生・生徒の成長を第一に『教育・研究・社会貢献』の充実と向上を図っていきたい」とあいさつ。日本私立大学連盟の鎌田薫会長(前早稲田大学総長)や日本私立学校振興・共済事業団の清家篤理事長(前慶応大塾長)、卒業生代表として日本銀行政策委員会審議委員の政井貴子さんらが来賓として祝辞を述べた。
学園副理事長で実践女子大の城島栄一郎学長の乾杯に続き、同学園中学高校合唱部による合唱や実践女子大・同短期大学部「日本舞踊研究部」による舞なども披露。さらに、恵那市で行われた式典の模様も上映され、出席者の多くが熱心に見つめていた。祝賀会には学園に通う生徒・学生から80代の卒業生まで幅広い層が参加し、恩師を囲みながら、思い出話に花を咲かせていた。【中根正義】