[PR]
清泉女子大は6月23日、オープンキャンパスを同大(東京都品川区東五反田3の16の21)で開く。入試ガイダンスや学科紹介、個別相談のほか、大学の学びを体験できる「模擬授業」を実施する。開始前にはスペイン語圏文化を体感できるイベントも用意している。
人気プログラム「模擬授業」では、入学後に実際に受講する90分の授業の短縮版として、45分の授業を体験することができる。「学科紹介」では専任教員と在学生が各学科の学びについて説明することになっており、参加者は大学での学生生活をより具体的にイメージすることができる。「2019年度 入試問題集」「入試ガイド 2020」なども配布する予定だ。
オープンキャンパス開始前には、スペイン語スペイン文学科への理解を深めようと、教員・学生による「スペイン&ラテンアメリカ 体感!スペイン語文化」を開催する。フラメンコなどのダンス、楽器演奏などのステージを通して、明るく楽しいスペイン語圏文化を体感できる。
オープンキャンパスのみ専用フォームからの事前予約が必要。
スケジュールと模擬授業の内容は次の通り。
12:30~ 受付開始
13:00~14:00 スペイン&ラテンアメリカ 体感!スペイン語文化
14:10~14:45 総合ガイダンス
14:45~15:10 入試ガイダンス
15:20~15:45 学科紹介
15:55~16:40 模擬授業
15:20~17:00 個別相談(総合)
16:45~17:00 個別相談(学科別)
【模擬授業の内容】
■スペイン語スペイン文学科 フアン・カルロス・モヤノ専任講師
テーマ:こんにちは!スペイン語の世界へようこそ!
このクラスは2部構成になっています。第1部では、スペイン語とスペイン文化の中で最も重要な点を紹介します。第2部では、スペイン語会話の入門クラスがどのようなものか、いくつかの簡単な実践的演習をしながら体験してもらいます。
■英語英文学科 米谷郁子准教授
テーマ:「ロミオとジュリエット」と少女マンガの世界
「ロミオとジュリエット」は、およそ400年前に生きたイギリスの劇作家シェークスピア原作のお芝居で、「ああロミオ、なぜあなたはロミオなの?」というセリフで有名な作品です。授業ではこの有名な場面を原文で味わい、英語の美しさについてお話しします。また、この物語が日本の少女マンガに与えたさまざまな影響と、そこから見えてくる比較文化論の世界へと、皆様をご案内致します。
■地球市民学科 鈴木直喜教授
テーマ:ずっと忘れない学び方~フィールドワークから地球市民学へ
一生懸命に先生の話を聞いても、1週間もすると詳しい内容を忘れてしまいませんか? 講義を聞いた場合の平均学習定着度は5~10%程度と言われています。一方、人に教えることで90%も教えた内容が定着するとのこと。地球市民学は社会で豊かに生きるための学問なので、忘れてしまっては困ります。今回の模擬授業では、どのように「忘れない地球市民学」を学ぶか、楽しい事例と共に共有します。
■文化史学科 大井知範准教授
テーマ:マリー・アントワネットとエリザベート
ヨーロッパ屈指の伝統と格式を誇ったハプスブルク家。その皇女マリー・アントワネットは14歳のときに宿敵フランスへ嫁ぎ、やがて悲劇に見舞われます。逆にハプスブルク家へ輿入れし苦難の人生を歩んだのが、16歳の若きオーストリア皇后エリザベートです。彼女たちはなぜかくも波乱万丈の生涯を送ることになったのか? 栄華と悲劇のはざまを生きた2人の妃の歴史を通して、近代ヨーロッパを動かした時代の大きな変化を考えましょう。
■日本語日本文学科 姫野敦子准教授
テーマ:中世の音楽と文学
日本の中世にもいろいろな音楽や歌がありました。音楽をやる人々には、こだわりがあります。そのこだわりが説話文学にどのように描かれているかを知りましょう。