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大学倶楽部・共立女子大

金沢城で芸術と科学の融合シンポ ドレスのイラスト展示

イラストレーターの鄭貞子さんが制作したファッションイラスト。草木染原料からインスピレーションした

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北陸若手織職人グループのブランド(BATTAN BATTAN)による草木染作品
会場となった金沢城五十間長屋

 共立女子大は5月3日、北陸先端科学技術大学院大(JAIST)、山梨県立大、ウィーンアートワーカー協会などと国際シンポジウム「Cross ArtTech Conference 2019 at Kanazawa」を金沢市の金沢城五十間長屋で開いた。共立女子大はJAISTなどが開発した新たな草木染の布を用いたドレスを制作中で、同シンポではこのドレスのイラストを公開した。

 同シンポは、芸術と科学技術の融合を軸に新しい価値や創造性豊かなモノづくりを発信するのが目的。オーストリアと日本の文化都市「ウィーン・金沢」を舞台に、両国の文化を支えるさまざまな人材が一堂に会し、共創関係を構築、拡大することで高い効果を狙っている。オーストリアと日本が国交を開始して今年が150周年にあたることから、記念事業の一つにも位置づけられている。

 同シンポは講演・演奏会、展示会、ワークショップの三つで構成。ゴールデンウイーク開催ということもあり、五十間長屋の見学者は2001年の復元以来最高の約3500人に上った。展示会の目玉となったのが草木染(天然染料による染色)の加賀友禅。従来、天然染料の染めには高エネルギーが必要とされ、加賀友禅などに用いられる筆彩色は困難とされてきた。JAISTは分子間に働く引力(分子間力)を設計し、筆で彩色できる天然染料を作り出すとともに、光による劣化を抑えることに成功した。この草木染の技術を用い、地元食材や金沢城で採取した桜の花びらから抽出した色素で布を染め、加賀友禅作家、北陸の企業と連携して制作した作品を展示した。

 共立女子大学はこの草木染の布を用いたドレスのイメージをファッションイラストで紹介した。デザインは、草木染の原料(桜、ルビーロマン、ブルーベリーなど)から発想した。イラストのドレスは桜の優しく可愛らしいイメージを表現したもので、桜をモチーフにした軽やかな加賀友禅の羽織アイテムと合わせているという。ドレスは11月12日開催される共立音楽祭のファッションショーでお披露目される。12月にはウィーンでも同様のシンポジウムが開かれることになっており、ここでも公開される。

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