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東洋英和女学院大保育子ども学科は、2020年度の入試から面接や志望書による総合的な人物評価で合否を決めるAO(アドミッションズ・オフィス)入試を導入する。文部科学省が21年度から大学入学者選抜を見直すのに先立つもの。同入試では学力の三つの要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を評価する。
保育子ども学科は建学の精神である「敬神奉仕」に基づき、キリスト教の人間観と子ども理解に立った保育者養成の伝統を継承しながら、子どものための教育とケアを総合的に学ぶ。資格に必要な科目とは別に「子どもと国際」「子どもと感性」「子どもと心理」の三つのテーマの科目群からひとつ選び、保育に関する知識だけでなく、さまざまな分野で広く・深い視野を持ち、実践力を兼ね備えた保育者を目指している。保育を学ぼうとする主体的な姿勢や柔軟な思考、斬新な創造力を総合的に見る。
募集人員は10人。試験では、出願時に調査書を提出。試験当日には、表現活動試験と文献の要約と考察が課せられる。表現活動試験では、与えられるテーマに沿ったものを「歌う」「描く」「踊る」など自らの得意な表現を使って、個人または集団で作り上げる。例えば、「机上にあるものと身体や声を自由に使って『海』を表現する」などのテーマが出題される予定。文献の要約と考察では、保育に関する文献を読み、要約と内容についての考察を行い論述する。
出願には、同大が指定するオープンキャンパスの学科ガイダンスの受講が必須で、教員による個別面談や会場で絵本の読み聞かせを行う。入試の詳細は同大ホームページ。問い合わせは入試広報課(045・922・5512)まで。