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大学倶楽部・専修大

作家 森絵都さん講演会「自由に書くこと、語ること」

森絵都さん(右)と武田徹文学部教授の対談

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真剣に耳を傾ける学生

 専修大学生田キャンパスで5月22日、作家の森絵都さんの講演会「自由に書くこと、語ること」が開かれた。6月1日まで開催されていた図書館企画展「時代にゆれた表現の自由―江戸から平成、そして〇〇―」の関連企画。また同大学創立140周年、文学部ジャーナリズム学科設置も記念したもの。

    森絵都さんの書籍

     森さんは「風に舞いあがるビニールシート」で直木賞を受賞。ほかに「カラフル」「みかづき」などの作品があり、児童文学、翻訳、ノンフィクションも手がける。講演では自身の経験を通じて、自由に表現することの素晴らしさとともに難しさや覚悟をも語った。

     約300人の学生から拍手で迎えられた森さんは、「作家になりたてのころ、政治と宗教については触れない方がいいと言われたことがある。人それぞれ考え方が違うからというのがその理由だと思うが、社会の土台となる政治に対して、自分の考えをしっかり持つべきではないか」と問いかけた。

     また、ネット上の“炎上”については「自分と違う考えを持つ人に対して、書き込みなどで攻撃するのはおかしい。私はネット上ではなく素のままの自分で発言したい。そうすれば自然と同じ仲間が集ってくる」と、直接、人と向き合う大切さを強調した。

     「生きているということは、いろいろな色を重ねること。それによって人間として厚みが出てくる。無色のままのつまらない人間にはならないで」と学生たちに呼びかけた。

     続いて武田徹文学部教授(メディア社会学)が登場し、森さんの作品を例に挙げながら対談が繰り広げられた。

     森さんの「カラフル」「ラン」を読み、独特の世界観に引かれたという天野公太さん(文学部4年)は「表現の自由に関して正面から意見を述べる姿に共感を覚えた」と話した。また、現代文学を研究する飯干大嵩さん(大学院文修)は「内容が多岐にわたって展開され、引き込まれる講演だった」と語った。

    専修大

    公式HP:http://www.senshu-u.ac.jp/
    所在地:〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8
    電 話:03-3265-6677

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