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東京女子大現代教養学部人文学科日本文学専攻の篠崎晃一教授と同ゼミに所属する学生たちは、ウェブサービス「方言チャート番外編 県人度判定」をリリースした。同サービスは、蓄積された回答データを活用し、方言の使用状況からユーザーの「県人度」を判定できる。
篠崎教授は方言学と社会言語学が専門で、方言を含めた現代日本語のバラエティーや、各地の言語変化の動向について研究している。近年は言語行動やコミュニケーション場面の地域差にも着目している。
ゼミでは研究成果の一環として、2013年に「出身地鑑定!!方言チャート」を公開し、その後シリーズとして継続的に取り組んでいる。現在、「47都道府県版」とアップデートした「方言チャート 100PLUS II EX」が公開されている。同シリーズは2択の質問に答えていくだけで回答者の出身地を当てることができ、公開以来、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで人気を集めてきた。
今回、リリースされた「県人度判定」では、4択の質問に答えることで、方言の使用状況から見たユーザーの「県人度」を判定できる。県人度の算出にあたっては、数値解析学が専門で同大現代教養学部数理科学科情報理学専攻の荻田武史教授の協力を得た。
「方言チャート番外編 県人度判定」は専用ウェブページで見ることができる。