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工学院大学オープンカレッジ鉄道講座は6月26日から「入門講座」を新宿キャンパス(東京都新宿区西新宿1の24の2)で開講する。鉄道技術の入門的な内容を広く学べる講座で、公共交通論を含めた全10テーマを扱う。これに先立ち、22日には鉄道の可能性について学ぶ「無料特別講座」も開く。
鉄道講座は同大の曽根悟特任教授が企画・監修し、2009年から開講している。鉄道の未来をひらく人材と熱意と知恵が集まるプラットフォームとなることを目指し、鉄道に関する幅広い知識を体系的に学ぶ。特定の鉄道事業者に偏らない、工学・現場重視の分析や解説が特徴。入門講座の第1期は水曜夜に受講するコース(50分×2コマ×10日)と土曜に集中して受講するコース(50分×4コマ×5日)がある(内容は同一)。
無料特別講座は同大の高木亮教授(工学部電気電子工学科)が「自動運転時代の鉄道の可能性」のタイトルで講演する。鉄道の自動運転はこれまで蓄積された実績にわずかな改良を加えるだけで、これまでに比べ位置や時間の精度、乗り心地が著しく向上し、輸送力や運行品質などの点でも道路系にはまねできない魅力があることを伝える。午後2時~4時半で、同キャンパス高層棟3階アーバンテックホールで行う。
両講座とも事前の申し込みが必要。詳細と申込先は鉄道講座事務局・株式会社ライトレール。
入門講座のテーマは次の通り。
総論/公共交通論▽運行計画と運行管理▽線路▽鉄道車両の性能と運転理論▽車体と台車/車両と高速化など▽加減速のための車載機器▽電力供給/ リニアモータ▽信号システム▽鉄道と環境・ 保守・安全など▽鉄道の営業/ 将来に向けて