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日本薬科大は6月17日、マレーシア・マレーシア科学大(Universiti Sains Malaysia 、略称USM)薬学部と国際学術交流協定を締結した。今後、両大学間の教員同士の教育研究に関する学術交流や学生の交換留学、事務職員の交流を活発に進めていく。
USMはマレーシア北部ペナン州のペナン島に立地する国立総合大学。国内で2番目に設立された高等教育機関で、現在は薬学部を含め26学部ある。今年は創立50周年の節目の年にあたり、埼玉県国際課からの紹介で今回の締結が実現した。日本薬科大のマレーシアの大学との国際学術交流協定は、2017年9月に締結したセギ大、18年2月に締結したUCSI大に続き3例目となる。
日本薬科大は10年前から台湾(中国医薬大学など)との学生・教員交流を実施している。さらに留学生の受け入れ、送り出しをより強化するため、来年度春に国際課の設置を検討しており、その足がかりとして本協定を結び、事務職員の相互派遣をする。国外の大学と事務職員の派遣で連携するのは珍しく、外国人材受け入れを推進している国内情勢に合わせて、大学の国際化を打ち出すため体制を整える。
USMで行われた締結式で、日本薬科大の都築稔副学長は「両大学間の交換留学などの学生交流や教員による学術交流および事務職員の交流が活発になることを期待したい」と語った。