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工学院大学の学生プロジェクト「工学院大学ソーラーチーム」が、10月にオーストラリアで開催される世界最高峰のソーラーカーレース「2019ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」に参戦する新車両を6月27日の記者発表会で初公開した。新車両には学内で開発した「プラスチックを紫外線劣化から守る」日本初のナノテク塗装など、さまざまな最先端素材・技術が導入されている。
「工学院大学ソーラーチーム」は世界大会出場を機に年々スケールアップし、今年で設立10周年を迎える。産学連携により約50のサポート企業から最先端素材・技術の支援を受けるほか、2017年に設立した「総合研究所ソーラービークル研究センター」からも、各分野で先端研究に取り組む教員陣がアドバイザーとなって学部・学科の枠を超えた横断的な技術支援を展開している。学内のものづくりの施設を最大限に活用し、学生が自ら設計・製作を行い5号機「Eagle」を完成させた。
今回、チームにとって4度目の参戦となる世界大会「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」は、オーストラリア大陸を北から南へ全長約3000キロを縦断する、2年に1度の世界最高峰のソーラーカーレース。チームは、17年の前回大会でチャレンジャークラス7位、15年大会でクルーザークラス準優勝の実績を残している。
今回は空気抵抗を大きく改善した車両で、チャレンジャークラス優勝を目指す。7月13、14日には国内テストコースでの試走を予定している。