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大阪国際大は6月22日、公開講座「性を科学する!」を開いた。238人が受講し、土偶や墓を通して古代の日本の性について学んだ。
この講座は、さまざまな学部学科に所属する教員6人がそれぞれの専門分野から「性」を科学するオムニバス講座で、これまでの固定観念をなくし、多様な視点で「性」について考察する。4月13日に第1回の講座が始まり、今回が3回目。これまで「生物の性の分化」や「香り」をテーマに開いている。
第3回は「男と女の考古学」と題し、国際教養学部国際観光学科の笠井敏光教授が講義した。現代の日常生活の中で「左右」を意識するクイズに始まり、古代の土偶に見る性や、古墳の埋葬者の男女を見分ける方法、左右の並び方の意味などを教え、土偶や墓を通して古代の日本における性差について考えた。受講生からは「話術が素晴らしい」「古墳考古学への興味が強くなるお話だった」といった感想が寄せられた。
第4回は7月6日で、国際教養学部国際コミュニケーション学科の斎藤由紀教授が「女性は男性に従うもの?-英国ヴィクトリア朝時代の女性の立場-」をテーマに講義する。