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桜美林大学は2018年から、内閣府の「地方と東京圏の大学生対流促進事業」として、沖縄県宜野湾市、名桜大学と連携し「桜の大学間交流が創り出す“インバウンド都市沖縄”振興プロジェクト」を進めている。
7月11日に、プロジェクトの一環である授業「地域社会参加(沖縄学入門)」が行われ、講師として宜野湾市役所の和田敬悟副市長、鈴木宏治理事兼基地政策部長らが来校。「宜野湾市の抱える普天間飛行場問題と基地跡地利用について」と題し公開授業を行った。
授業の前半は和田副市長らが宜野湾市の概要や、同市の戦前から現在までの様子を話す中で、普天間飛行場の成り立ちを紹介。市の中心に飛行場を抱える自治体として、航空機事故の危険性、騒音被害などについて言及した。また、和田副市長は、普天間飛行場で働く米軍が地域の清掃活動に参加していることなどに触れ「普天間飛行場をめぐる問題については、現地に来てみないと分からないことがたくさんある。ぜひ、沖縄に来て感じ取ってほしい」と話した。
学生たちは8月30日~9月5日に沖縄を訪れ、現地研修に挑む。履修生の一人、中澤ジュリ佑紀さん(リベラルアーツ学群1年)は、「日本でありながら独自の歴史や文化をもつ沖縄に興味を持っていたので、現地研修もあるこのプログラムに魅力を感じ、履修しました。現地では、基地問題について、世代間でどのような考え方のギャップがあるか知りたい。民泊をして、現地の方々と交流するのが楽しみです」と話した。