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大学倶楽部・東洋学園大

東京・正伝寺の宿坊オープン 学生たちが体験プラン立案で参加

宿坊での体験プランを提案する学生たち

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産学プロジェクトに参加した(左から)東洋学園大の田中陽太さん、高野亜美さん、寺社旅社長の堀内克彦さん、UsideU代表取締役の高岡淳二さん、正伝寺住職の田村完治さん、シェアウィング社長の雲林院奈央子さん、東洋学園大の本庄加代子准教授。デジタル画面に映るのは3Dアバターの「尼ター」

 東洋学園大は寺院宿泊事業「お寺ステイ」を展開する「シェアウィング」(東京都千代田区)と正伝寺(東京都港区)とともに産学連携プロジェクトに取り組んでいる。7月25日には連携して運営する宿坊「Temple Hotel 正伝寺」のオープン発表会が開かれ、同大現代経営学部の学生たちが寺を活性化するための企画案を発表した。

     檀家(だんか)の減少で経営が困難になる寺が増えているが、これを打開しようと、シェアウイングと正伝寺が共同で計画を進めてきた。同大は3月に同社から声をかけられたことがきっかけで参画した。

     同大現代経営学部の本庄加代子准教授(マーケティング戦略)の「企画・プレゼンテーション技法」を受講する学生たちが10人10組のチームに分かれ、住職から話を聞いたり、寺を取り巻く環境などを調べたりしながら、若者やインバウンド(訪日外国人)向けの体験プランを考えた。

     事前に行われた発表会で優秀賞に選ばれたチームがプレゼンテーションを行った。お葬式マナー講座▽棺桶(かんおけ)に入ることをイメージしてこれまでの人生を振り返る「棺桶ワーク」▽住職の説法▽同寺が祭る毘沙門天の使いのムカデにあやかり、金運上昇や商売繁盛にご利益がある「ムカデ茶」の開発と提供▽香りや味、色でお茶の産地当てを競う「闘茶」体験――などを提案した。アイデアは実現に向け協議される。

     本庄准教授は「寺の強みを生かした若者らしいアイデアを出すことができた」と話した。プレゼンした現代経営学部2年の田中陽太さん(19)は「皆で協力しながらアイデアを出した。今まで関わりが少なかった寺のことを知ることができてよかった」、高野亜美さん(20)は「大学生がこのようなかたちで社会貢献できてうれしい」と語った。

     シェアウイングが手がける宿坊は2017年9月にオープンした高山善光寺(岐阜県高山市)に次ぎ2件目。正伝寺の宿坊は、最大6人まで宿泊できる部屋が二つあり、1棟貸しも可能。アバター(仮想空間上の分身)システム会社、UsideUが開発した尼の姿をした3Dアバター「尼ター」を導入することで遠隔にいるスタッフが接客対応できるようになり、24時間完全無人化を実現した。大手旅行サイトの「ブッキングドットコム」や民泊仲介サイト「エアビーアンドビー」で予約できる。

     シェアウィング社長の雲林院(うんりいん)奈央子さんは「産学で進められることをうれしく思っている」、正伝寺住職の田村完治さんは「私たちが思いつかないアイデアがたくさんあって驚いた。訪れた人に寺や仏教に親しみをもってもらいたい」と話した。【丸山仁見】

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