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大学倶楽部・立命館大

横断的な学びでAI時代に対応へ 文学部の大幅改革を来年度実施

文学部改革を発表した(左から)北出慶子教授、米山裕文学部長、上野隆三副学長、矢野桂司教授

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クロスメジャーの履修イメージ=立命館大提供

 立命館大学は来年度、文学部の大幅な改革を実施する。学域の新設に加え、専攻を問わず横断的に学べる科目群を創設し、グローバル化や人工知能(AI)時代に対応した「文(ことば)と知を扱う総合学部」を目指す。

 特徴的な学びとなる横断型科目群「クロスメジャー」には、「京都学」「デジタル人文学」の2コースを設置する。同学部の学生は1年生の時に両コースの概論・入門を受講し、2年進学時に希望者から各30人が選考される。履修生は自らの専攻と並行して受講でき、3、4年生には演習も用意される。この2コースで卒論を書くことも可能だ。

 「京都学」は社寺、町家といった京都ならではの文化を、フィールドワーク型の実習や地域課題解決に向けたプロジェクトなどを通して複合的に学ぶ。「デジタル人文学」では、文学作品に頻出する言葉の分析、古地図と現代の地図との位置合わせといった研究にデジタル技術を活用。伝統的な人文学と最新の情報技術との交差を試みる。

 一方、新設される学域は「国際コミュニケーション」と「言語コミュニケーション」。国際コミュニケーション学域は授業の半数を英語で行い、英語による卒業論文を課す。中学、高校の優れた英語教師の輩出にも力を入れる。言語コミュニケーション学域は、在留外国人が急増する時代に即し、「生活者としての外国人」に向けた日本語教育人材を育成する。

 また、既存の国際文化学域の西洋史学専攻を「ヨーロッパ・イスラーム史専攻」と改称。国内では東洋史の枠内で扱うのが一般的なイスラム史を、西洋との関連性から捉えることを狙う。

 これらの改革に併せ、新たなアドミッション・オフィス(AO)入試も導入。入学後に探究したいテーマと内容を大学側に提案する「人文学プロポーズ方式」、地図などの地理的資料から地域の様子や変化を読み解く能力を評価する「マップ・リーディング方式」を新設する。

 同大東京キャンパス(東京都千代田区)で8月6日に記者発表に臨んだ上野隆三副学長は「西日本最大の文学部を学問の集積場として発展させ、新たな知の分野を創造していくのが、総合大学の役割だ」と改革の意義を強調した。【上杉恵子】

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