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神田外語大は千葉県立保健医療大と連携して、9月15、16日に「初期医療言語サービスボランティア研修」を実施する。
幕張新都心に拠点を置く神田外語大と医療サービスに知見を持つ千葉県立保健医療大が両校の強みを生かし国際大会に向けた専門性を備えた人材を育成するため、研修を開講する。
研修は、対象者への声がけと状況把握▽身体の部位、症状や病名(臓器・既往症)などの英語表現から救急・医療関係者への誘導▽AED実習――など8ユニットを各60分で学ぶ。このほか、配慮すべき文化、宗教、ジェンダーなどについても学習する。日本語と英語での対応を目指す。
両校は昨年8月に千葉県内4会場で開催された「世界女子ソフトボール選手権大会」で学生ボランティアを派遣。今後は国際的なスポーツイベントでの活躍も見据えている。
今月開催されるラグビーワールドカップや、来年の東京五輪・パラリンピックが猛暑の中で開催されることが想定されるため、初期医療に特化した言語サービスボランティアの育成が急務となっている。
神田外語大は、ボランティア体験を通じて国際社会や地域社会が抱えるさまざま問題やニーズを考えてもらうおうと、2013年に「ボランティアセンター」を設立。その一環として、言語サービスボランティアの教育支援に力を入れている。