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大学倶楽部・愛知大

東海キャンパる お金の不安 知識で解消 三菱UFJ銀行・大島若葉さんに聞く

学生記者(右)の質問に答える大島若葉さん

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 クレジットカードで買い物をしたり、奨学金を借りたり……。これまで、お金のことは全て親任せだったけれど、大学生になって自身で管理することも増えてきた。卒業後は経済的に自立した生活を送るためにも、お金とは上手に付き合っていきたいものだ。でも正直、不安。今のうちに身につけておくべきことを知りたい! 知らないと損することって? 「金融リテラシー」を高めるべく、お金のプロに取材した。

「金融リテラシー」高めよう

 訪ねたのは名古屋市中区にある三菱UFJ銀行。ファイナンシャルプランナー(FP)のキャリアを持ち、現在は若手から管理職までの人材育成に携わる大島若葉・上席調査役に、お金にまつわる不安や疑問をぶつけた。

不安に備える

 学生記者 生涯でどのくらいのお金が必要ですか。

 大島さん 一般的に、主なライフイベントにかかる費用だけで「1億円+α」といわれています。内訳は住宅購入費や子どもの教育費、継続的にかかる医療費や介護費など。生活費は含まれていません。結婚してお子さんが生まれて……となると、これだけの支出があるとされます。一方、収入としては給料や退職金、年金などがありますが、平均寿命は延びており、かかるお金はどんどん増えていく。定年後にゆとりあるセカンドライフを送るためには、資産と公的年金だけでは賄えない可能性もあります。この足りない部分をどうするのかを早いうちから考えていく必要があります。

 ――衝撃です。不安になりました。

 ◆ そうした将来の不安に対する備えになるのが「金融リテラシー」です。どうなるか分からないというモヤッとした不安を解消させるためには、自身の知識を高めていくことが必要ではないでしょうか。それは社会人になった時の、より早いアクションにもつながるでしょう。知識を正しく身につけ、しっかり準備することが重要になってきます。

「時間を味方」に

 ――投資に必要性を感じる一方、「リスクがある」というイメージがあります。

 ◆ 「準備」といっても、資産を増やす方法もいろいろ。まずはどんな商品やサービスがあるのか、知ることが大事です。

 「投資はギャンブル」という先入観を持っている方もいます。でも、選ぶものによってリスクの度合いは違うし、多額の資産を一度にという方法だけではなく、タイミングを分散して積み立て、少しずつ増やすというやり方もあります。値動きの異なる資産を長期間保有することで、価格の変動率は平準化し、収益率が安定します。長期的視野を持ち、じっくり資産を育てましょう。大事なのは「いつから始めるか」。時間を味方に付ければ、できることはたくさんあります。

便利な一方で

 ――クレジットカードのメリットとデメリットを教えて。

 ◆ 手元に現金がなくても、給料やボーナスなどの将来の収入を見越して買えるのが一つのメリット。使った金額に応じてマイルやポイントがたまったり、キャッシュバックを受けられたりするカードもあります。一方で、どんどん使ってしまうリスクがあります。一括払いができなくても、回数を指定する「分割払い」と、毎月ほぼ一定の金額を支払う「リボ払い」という方法もあるのですが、便利な一方、その分の金利が余計にかかってしまうので、使い方には注意が必要です。

奨学金返済のコツ

 ――奨学金を借りていますが、返す時の注意点などありますか。

 ◆ 計画が大事です。今のうちから、いつ返し始め、どれくらいの期間をかけて完済するのか考えておきましょう。資金に余裕が出てきたりボーナスをもらったりした時、まとめて返せば返済期間を短縮し、結果的に利息負担を減らせます。奨学金に限らず、お金を借りる時は契約内容をきちんと確認すること。どういう条件で借りているかをしっかり確認することが第一歩です。

知っておきたい税制優遇制度

 大島さんは税制上のメリットを受けられる制度をいくつか紹介してくれた。

 「NISA(ニーサ)」は聞いたことがある人も多いはず。少額投資非課税制度の愛称だ。投資で得た利益は通常、課税されるが、NISA口座で購入した金融商品による利益は一定額までは非課税になる。投資を促す目的で2014年にスタートした。まとまったお金がなくてもできるのが「つみたてNISA」。月々1000円くらいから可能で、投資資金が限られている若い人には特におススメだ。

 「iDeCo(イデコ)」が愛称の個人型確定拠出年金は、自分で年金を準備する制度だ。積み立て定期のイメージだが中身は投資。運用益が非課税のみならず、掛け金も所得控除の対象になるという。

 NISAもiDeCoも国が作った制度。「将来に備えて投資を検討している人を応援したい」というメッセージかもしれない。【取材=愛知大・永原尚大】

愛知大

公式HP:http://www.aichi-u.ac.jp/
所在地:〒461-8641 名古屋市東区筒井2-10-31
電 話:052-937-6762

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