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大学倶楽部・専修大

異文化理解と多文化共生促進向け 岩手県北上市でフォーラム

「社会知性フォーラム」の様子

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国際交流の取り組みについて説明する石巻専修大の水野教授
社会知性フォーラムで講演する櫻井准教授

 専修大は専修大北上高校との共催で10月5日、「社会知性フォーラム」を岩手県北上市の日本現代詩歌文学館で開催した。フォーラムは、同大の21世紀ビジョン「社会知性の開発」に基づく「知の発信」の場として、大学が持つ研究力・教育力を生かす地域貢献事業で、2010年度から始まった。北上市での開催は3回目。同大と石巻専修大の教員らが「異文化理解と多文化共生」をテーマに講演し、市内外から参加した140人が聴き入った。

 まず、佐々木重人学長と北上市の及川義明副市長があいさつ。司会は同校2年の菊池苑子さんと佐々木莉子さんが務めた。

 フォーラムでは、経営学部の櫻井文子准教授が自身の経験談を基に講演した。ドイツやチェコなど海外で育った櫻井准教授は9歳で一時帰国した際に、桜餅は葉を一緒に食べるものと指摘され、柏餅の葉を一緒に食べたら驚かれたエピソードを紹介。「当たり前のこと、常識の難しさを感じた」と語った。

 その上で、「日本や中国などは言語表現の省略が多く、『空気を読む』ことで通じ合う文化だ。全てを言葉で伝達する米国や英国などから来た人が理解するのは困難だ」と指摘した。異文化コミュニケーションの心構えについては「信頼関係をつくり、何が当たり前か理解し合うことが大事だ。言わずに済ませるのではなく、全て説明することも必要だ」と説明した。

 石巻専大の水野純理工学部教授は、同大の国際交流の取り組みについて紹介。米国や中国などとの国際交流協定や、留学支援プログラムについて解説し、「キャンパスでも異文化交流が活発にできるよう取り組んでいる」と語った。

 さらに、北上市国際交流協会の薄衣景子代表理事が同協会の活動事例について紹介した。講演者3人が会場からの質問に答え、最後に同校の及川和夫校長があいさつした。

 聴講した同校2年の信夫皓太さんは「北上市も外国人が増えてきたので、互いに理解し合う気持ちを大切にしたい」と話した。

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