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大学倶楽部・清泉女子大

旧島津公爵邸の本館と事務棟、国指定の重要文化財に 学園祭で一般公開

国の重要文化財に指定された清泉女子大本館

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 「日本近代建築の父」と称される建築家、ジョサイア・コンドル(1852~1920年)が設計した清泉女子大学(品川区東五反田3)の本館と事務棟が、国の重要文化財に指定された。11月2、3日に行われる同大の学園祭「清泉祭」で一般に公開される。

     指定は10月18日。同大の本館と事務棟は、元薩摩藩主の島津公爵邸として1915(大正4)年に建てられ、コンドル最晩年の名作とされる。ルネサンス様式のレンガ造りで、本館は地上2階地下1階建て、延べ床面積は約1737平方メートル。事務棟はレンガ造り地上2階建て、延べ床面積は約500平方メートル。

    国の重要文化財に指定された清泉女子大本館の正面玄関にあるステンドグラス。上部にある「丸に十の字」の島津家の家紋デザインを指さす佐伯孝弘学長
    国の重要文化財に指定された清泉女子大本館にある中央ホール大階段。近年はテレビドラマの撮影などにも使われているという
    島津家時代に使われていた応接室は、現在も大学に訪ねてきた客の応接室として使われている。ここからは自然豊かな奥庭に抜けられる

     室内は鹿児島県出身の画家、黒田清輝監修による装飾が施されている。本館正面玄関のステンドグラスには島津家の家紋である「丸に十の字」がデザインされているほか、中央ホールの大階段など華やかな飾りが特徴となっている。17年には大正天皇、皇后を招き、落慶式が行われた。その後、関東大震災や戦火も免れ、61年に同大の所有となり、現在は校舎として公爵夫妻の寝室などが教室や会議室に利用されている。

     コンドルが関わった建物は現在、ニコライ堂(千代田区神田駿河台)など9件あるが、教育・研究施設として使われているのはこの建物だけだ。佐伯孝弘学長は「学生や卒業生、教職員にとって誇りであり、本学のシンボル。これからも末永く大切に使っていきたい」と話した。同大は来年6月に創立70周年記念式典を行うことにしており、その一環としてコンドルゆかりの建物の関係者を招き、「コンドル・サミット」を開催する予定だ。見学などの問い合わせは同大(03・3447・5551)。【中根正義】

    清泉女子大

    公式HP:https://www.seisen-u.ac.jp/
    所在地:〒141-8642 東京都品川区東五反田3-16-21
    電 話:03-3447-5551

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