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大学倶楽部・実践女子大

「カルピス」づくりを発達支援に応用=学園祭で「なかよしカフェ」

なかよしカフェで一日店長を務める男の子=東京都日野市の実践女子大学日野キャンパスで10日

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 実践女子大学は11月9、10の両日、知的障害への理解を深めてもらおうと、同大日野キャンパスで「なかよしカフェ」を開いた。長崎勤教授の研究室が企画したイベントで、発達支援指導を受けたダウン症の男の子(7)が、客のリクエストに応じて「カルピス」をつくり、来場者に振る舞った。

 年に1度の常盤祭(学園祭)でにぎわう同大日野キャンパス。10日午前11時過ぎ、第1館1階の講義室でダウン症の男の子が着席する机の前に来場者が列をつくった。

 「白にしますか、ぶどうにしますか」「濃さは」。男の子が1人ずつに問い掛け、注文に応じて机の上で飲料の原液と水をコップに注ぎマドラーで混ぜた。この繰り返しを休みなく約1時間、30人に対して続けた。男の子は一見すると健常者と変わらず、よどみない動作からは知的障害があるとは思えない。しかし母親(44)によると、男の子は普段と違う環境に置かれるのが苦手で、「(なかよしカフェで)それなりにコミュニケーションが取れるまで5年かかった」と話す。

 飲料づくりを発達支援指導に応用する試みは2015年度にカルピス社との共同研究としてスタート。月2回日野キャンパスに男の子と保護者を招き指導を行っている。長崎教授は「乳酸菌飲料をつくる行為はシンプルでも、相手の好みを理解したり、好みに応じて量や濃さを調節したりと、認知や言語、社会性などの多様な学習が埋め込まれている」と効用を語った。

実践女子大

公式HP:http://www.jissen.ac.jp/
所在地:〒191-8510 東京都日野市大坂上4-1-1
電 話:042-585-8817

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