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大学倶楽部・亜細亜大

女性差別撤廃条約40周年記念特別講義

質問に集まる学生たち(写真中央が秋月教授)

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大教室には多くの学生が詰めかけた

 女性差別撤廃条約採択40周年を記念した特別授業が12月11日に亜細亜大学で行われた。授業は秋月弘子国際関係学部教授が担当する「国際法入門」「国際法学」の講義時間に行われ、在校生約250人が参加した。

 秋月教授は昨年6月7日にニューヨークの国連本部で行われた女性差別撤廃委員会(CEDAW)委員選挙において、委員会委員に選出され、活動を行っている。今回の特別授業は外務省が毎年実施する「国連人権条約体対日理解促進プログラム」事業の一つであり、秋月教授を含めたCEDAWの委員4人が登壇した。

 登壇した委員は次の通り。

・Ms.Tamader Al-Rammah(サウジアラビア)

・Ms.Aruna Devi Narain(モーリシャス)

・Ms.Genoveva Tisheva(ブルガリア)

 3人の委員からは女性の権利保護・改善に向けた自国での取り組みが解説され、女性差別の課題を多面的に考察することの重要性が強調された。

 初めに講演を行ったAl-Rammahさんはサウジアラビアでの女性の権利保護に関し、国家戦略として取り組む姿勢を持ち、PDCAサイクルを積み重ねることで立法の整備といった具体的な成果につなげるプロセスをたどった。理解を得ながら成果を得るには、課題に対し批判ではなく改善に向けテクニカルな専門的提案を投じることが肝要であることを経験を基に語った。

 インド洋に位置する東アフリカのモーリシャスで委員を務めるNarainさんは、最高裁判所の判事の立場を生かしつつ法整備時の留意点や外国人など適用外の対象となる事例を検証。個人通報制度の整備など独自の取り組みを紹介した。

 Tishevaさんは、すでに整備されている国際人権規約と各国判例との事例研究を中心とした教育活動を積極的に実施している。女性差別は改善の過程にあるものの、これに対する反対運動がある現状についても言及した。

 授業終了後には学生が委員に来校の謝辞とともに熱心に質疑やアドバイスを請う姿が多く見られた。受講した学生の一人からは、将来の夢である教師の立場で女性差別撤廃の意識を教育現場でどのように浸透させ、貢献できるのかといったヒントを求める声もあった。

亜細亜大

公式HP:https://www.asia-u.ac.jp/
所在地:〒180-8629 東京都武蔵野市境5-8
電 話:0422-36-3238

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