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大学倶楽部・神戸学院大

台風19号被災地へ 緊急支援学生ボランティアを派遣

被災家屋の床下の泥やごみを出す学生たち

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ビニールハウスで泥かきをする学生たち
川の水があふれて押し寄せた爪痕が残る被災家屋付近

 今年10月に日本を直撃し大きな被害をもたらした台風19号の被災地の長野市などに向けて、神戸学院大学は3度にわたり緊急学生ボランティアチームを派遣した。

 「防災・減災」を専門的に学ぶ現代社会学部社会防災学科をはじめ、全学から学生の希望者を募り、31人の学生が参加。週末の休日を利用して被災した家屋の泥かきや家具の屋外への運び出し、物品の片付けなど力仕事にあたった。

 初回は11月初めに千曲川の氾濫で多数の家屋が浸水した長野市北部へバスで派遣。学生18人と教職員2人が事前研修を受けて参加した。リンゴ畑が広がる一帯で地面に落ちた多くのリンゴを見て、誰もが押し寄せた水の勢いの強さを思い知った。

 学生らは「泥は重くて足場を取られるなど作業はかなり厳しく、1軒の家に20人ボランティアがいても足りないくらいだった」「地元の方の感謝の言葉が何よりも力になった」「このすさまじい臭いは現地に来ないと分からない」との感想を寄せ、マスコミの報道が減る中で支援の継続の必要性を感じた。

 河川の水があふれて各地で堤防が決壊し、死者10人を出した宮城県丸森町には11月中旬と12月上旬の2度にわたり、学生と引率教職員計17人が仙台空港からマイクロバスで向かった。阿武隈川支流の五福谷川流域の被災家屋敷地内のビニールハウスに泥が流れ込んでおり、周辺も含めて泥出しをした。

 特に女子学生にとっては重くてきつい作業だった。学生たちからは「2日間でできることは少なかったが、今回の経験をみんなに伝えたい」「現場はテレビで見ていたのとは違う世界が広がっており、周りの人に助けられて作業を続けることができた」などの声が寄せられた。参加者らは力仕事の伴うボランティア活動の意義を実感した。

 台風19号の被災地の復興はまだ遠く、ほとんど手つかずの地区も見られる。緊急支援チームに加わった学生たちは協力の必要性を強く意識するようになった。

 同大学は、東日本大震災をきっかけに、各大学ボランティア団体のもつ知見やノウハウ、情報の共有を目的に作られた「大学間連携ボランティアネットワーク」に参加。2008年には東北福祉大学(仙台市)と防災・減災やボランティア活動に関する支援協定を締結している。ネットワーク幹事校の東北学院大学(同市)などからの要請もあり、宮城県の被災地支援を継続していく。

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