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大学倶楽部・女子美術大

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鳥羽と芸術家の懸け橋に デニス准教授「アートば」1年 海女文化に魅せられ創作拠点に

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展示中の阪本博文さんの作品を手にするリンダ・デニスさん
展示中の阪本博文さんの作品を手にするリンダ・デニスさん

 芸術家や美大生らと三重県鳥羽市とをつなぐ創作拠点「アートば」=同市鳥羽3=が開設され、1年がたった。海女や漁村文化に魅せられた女子美術大学(東京)准教授のオーストラリア人、リンダ・デニスさん(56)=神奈川県相模原市在住=が、作品の制作や展示、滞在ができる場所を提供しようと、地元の人の協力を得て空き家を改修した。デニスさんは「各分野のアーティストの作品を展示し、鳥羽の魅力を発信していきたい」と話している。

 デニスさんは2017年に鳥羽市の中心市街地の「なかまち」で、18年に漁村風景が残る安楽島町で、指導する女子美大の学生らと2週間ずつ滞在し、絵画などの制作活動を行ってきた。滞在中の宿泊は、デニスさんの芸術活動に賛同した事業者が提供した事務所を利用したが、その事務所が閉鎖になり、新たな活動拠点が求められていた。

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