メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大学倶楽部・愛知大

東海キャンパる 座談会 就活を振り返る<上> 経験や夢 原動力に

合同企業説明会の開場を待つ大勢の学生ら=2019年3月1日

[PR]

 卒業シーズンだ。就職活動を続けた大学生が、4月から晴れて社会人になる。第1志望の会社に就職する人、膨大なエントリーシートを書いた人、面接でうまく答えられなかった人、不採用通知が相次いだ人――。さまざまな体験を重ねてきたことだろう。3月1日は大学3年生向けの企業説明会が解禁される。東海キャンパる編集部は座談会を開き、4年生の先輩に就活の体験談やアドバイスを聞いた。前後編に分けて詳報する。

個性発揮できる環境を/「自分の延長線」基本に/趣味楽しむ人生を選択

梶俊樹さん

 Q エントリーシート(ES)を出した数、業界、通過数などを教えて。

 梶 ESは35~40。業界はほぼ商社。一部でメーカーも。約9割は通過して、落ちたのは本当に大きいところくらい。ESは誰でも通るのかな。

 飯嶋 私は少なかった。15社ぐらい。最初はマスコミに、しかも新聞社が本命。途中「受からない、まずい」となってから、銀行なども見はじめました。ESはほぼ通過。

 永原 ESは42社で、35社は通過。新聞、アニメ、ITがメイン。選考が早かったゼネコン、人材業界は練習として受験しました。多い方かな。

 宮島 15社に出して14社が通過。マスコミと人材です。

安田翔子さん

 安田 17社に出して15社。業界は鉄道、広告、出版、銀行、アパレル、不動産、自動車メーカー、電動工具メーカー。

 Q 業界選びはどうやって?

 梶 自分が一番自分らしくいられる業界、仕事にしようと考えた。学生時代、自分が輝いていた時は二つある。一つ目は、大好きな一人旅をしていた時。もう一つが「ビジネスプランコンテスト」や「東海キャンパる」などの企画系のことをしていた時。旅は、まだ知らない土地に足を運んで「こんなに面白かったんだ」という感動、人との出会いがすごく楽しかった。キャンパるは、答えがない問題に対して、チームで徹底的に議論して、解決策を作り出す。ここから、自分で知識を増やせる、自由で、いっぱい物に触れることができて、自分の個性を発揮できる環境が欲しいと考えた。それが商社。出張も多いし、自分の好奇心も満たせると思った。その中でも、価格勝負ではなく、提案力で勝負できる機械の専門商社を選びました。

 飯嶋 1年生の時に、法律事務所でアルバイトを始め、訴状を書く仕事をしました。一度、私の書いた訴状がそのまま裁判所に提出されたことがあり、上司に褒めてもらった。その時「書くの得意かもしれないし、好きかもしれない」と思った。二つ目は2年生の時に、私が住んでいる寮で爆発事故があり、亡くなったのが同期入学の人だった。メディアでどう報じられるのかを当事者として見ていた。自分が他の事件を、面白がって見ていた部分もあったとそこで気づいた。外から見る人のためにも、当事者のためにも、どうやって心の距離を縮めていけるような記事を書けるかと考えて、メディアを志望するようになりました。でも、受からなくて。一番身近な社会人の父親が、保険代理店で営業をしていたので、金融系が身近なのかな、と考えた。客に正しく伝えるっていう意味では、メディアと似ている部分もあるのかな、と面接では言っていました。

永原尚大さん

 永原 自分の延長線にあるかどうかが基準だった。例えば、新聞だったらキャンパるで関わってきたし、アニメだったら趣味で2次創作の制作活動をしてきた。ITなら高校の時にプログラミングをしていた。自分のこれまでを生かせる領域に応募しました。リスク回避としていろんな業界を受けたのも事実です。

 安田 地元志向です。今の住所から通勤できそうだったため。出版社は記念受験でした。

 Q 就職先を最終的に決めた理由は?

 梶 一つ目は、ものすごく自由な会社だったから。商社はメーカー系と財閥系、独立系がある。独立系は知名度がない分、営業が大変というのも聞くけれど、その自由さに憧れた。

 安田 私は趣味が多い。好きなことを仕事にするより、高給で残業時間が少ない会社を選んで、自分で稼いだお金で趣味を楽しむ人生を選ぼうと思った。広告代理店、アパレル会社からも内定をもらっていて、ずっと迷っていた。でも勤務条件を考えた時、その仕事が万が一好きでなくなってしまうと、何も残らないと考えた。だから、あえて「好き」を仕事にする必要性を感じなかった。

 永原 新聞業界を手広く受けていこうと思っていたので「そういえばこんな新聞があったよな」とパッと頭に浮かびました。工業高校に通っていた頃、学校に置いてあって読んだことがあった。決断できた理由は、大学進学する時に思っていた「ものづくりを経済で応援したい」という自分の軸を体現している会社だったから。

宮島麻実さん

 宮島 会社の理念に共感できたし、インターンシップなどで会った社員の方が魅力的だったのが理由。

職場見学で社風感じた/面接、うそはつかないで

 Q インターンシップは何社? いつから、どの業界に?

 飯嶋 3年生の8月中旬が最初だったかな。

 梶 最初は3年生の夏。業界は商社が大半。合計で10社。商社が8、コンサル1、ITが1。全部ワンデーインターンです。

 宮島 20社。

 安田 8社。

 Q インターン前後で志望度は変わらなかったですか。

 梶 上がったところもあれば、下がったところもある。人事社員は会社の代表で、すごくいい顔をしてくるから、そこでは見抜けないケースはある。面接の段階が上がるにつれ、会社の「色」が人に出てくるのかな。

 宮島 社員との会話や職場の見学で、社風を垣間見ることができる。自分と合う、合わないと感じることがあった。

 安田 志望度が変わったのは2社。会社に魅力がなかったのではなく「業界研究」目的でインターンに行ったから。会社単体に興味を持って行っていたわけではない。

 Q 面接で内定状況を聞かれる。うそを言うのはダメ?

 梶 素直に無い時は無いって言っていたし、ある時はあるって言っていました。だけど、あると答えると、なんで就活を続けているの?と聞かれるから「自分の可能性を信じて、できるだけ全力でやってみます」と言った。

飯嶋千遥さん

 飯嶋 うそはつかない方がいいかな。自分は内定がほとんど無かったから「残念ながら無いんですよね」と軽い感じだった。面接で「第1志望ですか?」と聞かれるのが嫌だった。かなり大きい会社の1次面接で聞かれて、沈黙しちゃった。もちろん落ちた。

 Q 第1志望ですって言っちゃダメなんですか?

 梶 言っていいと思うよ。でもそれは最初に覚悟しておかないと、本音が出るケースがある。正直に言う方がいいんですね。

 飯嶋 地方銀行を受けたときは、まだ就活しようと思っていて、あらかじめマスコミに行きたいですって言っていた。面接で聞かれたんだよね、「マスコミと銀行で切り替えができますか?」って。それもうまく答えられなかった。その後に「合格です。ただ、マスコミで迷っているようだから、就活を続けてもいいです。逐一報告してください」って。会社によるよね。


座談会参加者

梶俊樹さん(愛知大経済学部) 商社へ

飯嶋千遥さん(名大法学部)  地銀へ

 <紙上参加>

永原尚大さん(愛知大経済学部) 新聞社へ

宮島麻実さん(名大法学部)   新聞社へ

安田翔子さん(名大法学部)   地銀へ

 <在学生>

名古屋市立大・足立結、南山大・近藤素弘、名古屋大・坂口和香奈、南山大・藤田桃歌

愛知大

公式HP:http://www.aichi-u.ac.jp/
所在地:〒461-8641 名古屋市東区筒井2-10-31
電 話:052-937-6762

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. トルコ沖地震死者20人に ギリシャ・サモス島でも2人死亡 救助活動続く

  2. ORICON NEWS 金田朋子「娘が笑えば何でもよい」子育て動画が88万再生 ポジティブを"貫く"子育て論

  3. 逗子崩落・女子高生死亡 事故前日に亀裂発見 マンション管理会社、行政に伝えず

  4. ORICON NEWS Kis-My-Ft2&SixTONES『チャリティ・ミュージックソン』メインパーソナリティに就任 ジャニーズ2組は史上初

  5. #排除する政治~学術会議問題を考える 気に入らない生徒を廊下に立たせる先生でよいか 作家・あさのあつこさん

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです