メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大学倶楽部・愛知大

東海キャンパる 座談会 就活を振り返る<下> 数々の挑戦 武器に

梶俊樹さん(左)と飯嶋千遥さん(左から2人目)から就活体験談を聞く在学生

[PR]

 前回に引き続き、新社会人になる大学4年生と、在学生による就活座談会をお送りする。後編では、複数の会社に挑んだ体験によって先輩が体得した「面接のテクニックや心構え」と、後輩に対するアドバイスが話の中心になっている。

面接 基本の質問押さえ、変化球にも対応/「最終」決め手は? 会社と自分合うか合わないか

 Q 面接の後の反省として、どういうことを?

 梶 最初の10社は、終わった後にすぐにカフェに入って、聞かれた質問をノートに書いていた。でも、基本は「学生時代にやってきたこと」「自己PR」「会社でどういう働きをしたいか」の3本柱。10回目以降は変な質問だけメモしていた。例えば「2番目の長所はなんですか」とか「生まれ変わったら、あなたは自分にどういう能力をプラスしたいですか」みたいな。

 飯嶋 もう一回、答えたことを家に帰って話してみて「長すぎるな」とか「この話はつまらないな」と反省した。そして、内容を前後させるなどして、説明の仕方にこだわった。就活中はそれしか頭にないから何度も「こういう質問されたな」って思い浮かんでくる。

 梶 「自分の人生の中で、つらかったが乗り越えた話」というのも聞かれた。そこで大学生時代に頑張ったことを話すと、次に「学生時代に頑張ったこと」を聞かれることもある。「学生時代に頑張ったこと」「つらかったこと」のエピソードは三つぐらい用意しておくと、そういった変化球にも対応できる。

 永原 面接のやり取りを思い起こし、書き写していました。きちんと言葉にできていないことは、自分でも分かっていない証拠。見直すたびに考えが足りない部分が洗い出されて、面接をこなしていくたびに答えが洗練されていく感じはありました。

 宮島 うまく答えられなかった質問には、次に向けて準備するようにした。

 Q 「東海キャンパる」はアピールした?

 安田 フリーペーパーの編集をしていたため、同じメディアでも違いがあるということを、キャンパるの編集会議で学びました。出版、広告を5社ほど受けたので、メディアの中でも、なぜこの媒体がいいのかを聞かれましたが、きちんと答えられました。

 永原 新聞記者になるための努力をアピールしました。内定先にそれが評価されました。他業界でも「広く社会に関心がある」と話しました。新聞社で記事を書く活動は「すごい経験」に見えるようです。

 宮島 普段の大学生活だと、文章を書く機会があまりない。記事を書き、添削してもらえたことは、エントリーシートを書く上で役立ったと思う。

 梶 特に、ジャーナリストの池上彰さんにインタビューしたこと。「おお!」って反応だった。でも、それ以上に紙面企画の方がアピールになった。トレンドを考え、取材対象を提案する。例えば、就活で自己PR動画の需要が高まっていることを報告した記事で、映画監督と劇団の取材を提案したことをメインに話しました。その新聞紙面を相手に見せてもいい。

 Q 最終面接を通った決め手は?

 梶 会社と自分が合うか合わないか。自分は最終面接まで行ったところは全部通った。「合わない」会社は1次か2次で落ちている。

 永原 ありのままの自分で挑んだこと。周りから「会社に合わせた方がいいよ」と言われるけれど「自分らしさ全開」は譲れなかった。おかげで「自分と同じ方向を見ている」会社に出合えた。本心でもないことを言っていた面接は、どこか苦しかった。

 宮島 面接で緊張して、思うように答えることができなかったが、自分の言葉で自分の思いを伝えるということはできていたと思う。

 安田 内定後、本当にその企業に入るという意思を伝え切ったこと。

大企業の採用選考が開始され、面接の受付に並ぶ就活生ら=2019年6月1日

アピール「つまらない経験」でも説明を/悩んだら周囲に相談、愚痴も大事

 Q 面接の練習は?

 梶 間違いなく、した方が良いと思う。本命を受けるまでに10社は面接をしておくことをお勧めします。自分は3社目に、かなり行きたい会社を受けたけれど、1次面接で緊張して言いたいことも言えなくて落ちた。せっかく準備した「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」や自己PRなどです。でも、最後の方の面接は全く緊張しなかった。場慣れは必要だと思う。学内の模擬面接とは全然、雰囲気が違うから。

 Q あと何カ月かでは、自分のアピールできる経験は変えられない。どうすれば?

 飯嶋 他の人から自分がどう見えているか。格好よく言うと、人生は選択の連続だから、どっちを選んだか、というだけでも人によってずいぶん違うと思う。自分のつまらない経験でも、なぜこれは続けてきたのか、と説明する。

 梶 この作業を繰り返していくと、自分では見えてこなかったものが見えてくるようになる。

 Q 行きたい業界が決まりません。

 永原 「やりたいこと」「できること」「やらねばならないこと」に分けます。「やりたいこと」が分からないから苦労しているのかな。だったら「やらねばならないこと」から始めれば。具体的には「ITスキルを伸ばす」という今の課題や「月20万円稼ぐ」という待遇の最低条件を決める。次に「できること」を探す。サークルやアルバイトで「企画作りは苦ではない」や「説得力のある話が上手」など細かい要素まで「できること」を挙げます。後は「やらねば」「できる」の両方を実現できる仕事や業界を大学で相談したり、合同説明会で探したりすると候補はかなり絞り込まれると思う。

 Q 就活を始めた時期は。

 梶 大学2年生になって間もなく。高校、大学と適当に進路を決めてきたこともあって、自分の強みを生かせる会社に、しっかりと入りたいと思った。最初は上の学年に紛れて合同説明会に行った。合同説明会に行ってみて、ここもいいな、ここにしようかなーと思っていた。

 飯嶋 新聞社のアルバイトを始めたのもマスコミに興味があったから。3年生の6月になると会社説明会が始まるから、みんなと同じような活動を始めた。

 Q 後輩にメッセージを。

 梶 「自分にしかできない付加価値を見いだして認められる」ことが社会人としての理想像。これからもどんどん冒険を続けていきたい。大学生としてやっておいて良かったことは、自分の感性のまま動くこと。面白いなと思ったら必ず挑戦してみること。

 飯嶋 信頼される人間でありたいし、信頼してくれた人には必ず手を差し伸べる人間でありたい。自分自身のことを一生懸命やるべきだし、仕事も、プロフェッショナルなものを作りたい。それによって信頼してくれた人を助けたいと思っています。大学生活でやって良かったのは、幅広い年代の人とアルバイトなどを通して関わること。自分が雑談できないこと、視野の狭さに気づいた。やりたいことをやってみると、自分に身近なものが増える。それは自分の武器にもなる。

 永原 就活はつらかった。もう二度とやりたくない。“お祈りメール(不採用通知)”が山のように来て「こんな社会、なくなってしまえ」なんて思ったほど。何も考えられなくなって、ただ涙が出る……といった時期もありました。困った時は友人でも、先輩でも、周りの人でも、誰かに愚痴を言えば大丈夫。大抵は落ち着きます。苦しかった時期、この言葉に救われました。「死ぬわけじゃないから大丈夫」


座談会参加者

梶俊樹さん(愛知大経済学部) 商社へ

飯嶋千遥さん(名大法学部)  地銀へ

 <紙上参加>

永原尚大さん(愛知大経済学部) 新聞社へ

宮島麻実さん(名大法学部)   新聞社へ

安田翔子さん(名大法学部)   地銀へ

 <在学生>

名古屋市立大・足立結、南山大・近藤素弘、名大・坂口和香奈、南山大・藤田桃歌

愛知大

公式HP:http://www.aichi-u.ac.jp/
所在地:〒461-8641 名古屋市東区筒井2-10-31
電 話:052-937-6762

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 囲碁は「国技」、日本棋院が定款変更 「伝統文化」内外に発信狙う

  2. 「口先だけの謝罪」足立区議へ残る批判 自民は幕引き図る LGBT差別的発言

  3. ORICON NEWS 『きかんしゃトーマス』日本から来た新キャラ“ケンジ”登場 劇場版新作、21年春公開

  4. 米司法省、グーグルを独禁法違反で提訴 米メディア報道 MS以来20年ぶり大型訴訟

  5. ORICON NEWS 『鬼滅の刃』もはや“日本経済の柱”と話題 映画は歴代1位発進、東宝株価が高値更新…企業コラボも恩恵続々

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです