共同研究講座「デジタルヘルス・遠隔医療研究開発講座」開設 フィリップス・東邦ホールディングス・旭化成・インターリハと
2020/3/20 10:00(最終更新 3/20 10:00)
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順天堂大は株式会社フィリップス・ジャパン、東邦ホールディングス株式会社、旭化成株式会社、インターリハ株式会社と共同研究講座「デジタルヘルス・遠隔医療研究開発講座」を2019年11月1日に開設した。
講座では遠隔診療システムと遠隔リハビリテーションモニタリングシステムを開発することで、患者自身のヘルスリテラシー向上による重症化予防促進や効率的な診療の提供を目的としている。
近年、インターネット技術の進展に伴って、ヘルスケア・医療の分野においてもIoT(Internet of Things=モノのインターネット)を用いたデバイス、システム、アプリの開発といったデジタルヘルスイノベーションが注目されている。
研究成果の積極的な社会還元を目指し、遠隔モニタリング対応携帯用小型デバイスの使用▽ネットワークシステムの導入▽音声入力システムの活用などを目指す。超高齢社会によって、さまざまな負担の軽減につながるデジタルヘルスの活用と遠隔医療の開発が求められている。
今後、国民の健康増進への寄与とともに、高齢者医療モデルを広く展開していきたいと考えている。
研究テーマは以下の通り。
・循環器疾患患者の状態変化を心音・心電情報から検出する小型デバイスの開発、その遠隔管理システム開発及び増悪イベント予測に関する前向き観察研究
・病院、在宅医療及びリハビリ記録時の電子カルテ記載における音声入力システムの開発
・音声認識を用いた会話分析による医療記録の自動文書化システムの開発
・既存のモニタリング情報などを統合した心不全増悪リスクスコアリングアルゴリズムの開発
・遠隔リハビリテーションモニタリングシステムの開発
・保健医療に関するヘルスリテラシーコンテンツ、コミュニケーションプラットフォームの開発
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