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大学倶楽部・神戸学院大

阪神・淡路大震災から何を学んだか 大学の取り組み紹介する新書出版

出版された新書『地域と繋がる大学 震災から何を学んだか』

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『地域と繋がる大学 震災から何を学んだか』の表紙

 神戸学院大学は「地域と繋(つな)がる大学 震災から何を学んだか」(中公新書ラクレ)を出版した。1995年の阪神大震災から復興に向けたこれまでの同大の取り組みを中心にまとめた一冊で、目指す教育や研究の方向性を示している。

 同大は、震源地に最も近い総合大学として、学生や教職員が「地域への貢献」「地域との共生」を重視して学業や研究、課外活動、ボランティアに取り組んできた。

 本書では、有瀬(神戸市西区)、神戸の中心に近いポートアイランドの両キャンパスを軸に神戸三宮サテライトも加えた復興に向けた取り組みなどを紹介。大学周辺だけでなく、25年の間にかかわった被災地や開発途上国など広い範囲の地域と住民との歩みもまとめている。

 執筆のアンカーを務めた同大の佐藤雅美学長はあとがきで、オープンキャンパスを主体的に運営する学生団体、同窓会や教育後援会(保護者会)など大学が大切にしている組織に触れ、「学生の成長を支えるのが教職員の任務だ」と述べている。

 神戸学院大学著。税別880円。

 各章の主な内容は次の通り。

 ▽第1章「阪神・淡路大震災の体験を繋ぐ」=防災・減災の備えや助け合い、コミュニティーづくりの課題などを学び、社会貢献の担い手を育てるため、2014年に開設した現代社会学部社会防災学科の取り組みについて紹介。同学科の女子学生を中心としたボランティアグループ「防災女子」が作る「災害食」のレシピなども掲載している。

 ▽第2章「ボランティアで人と人を繋ぐ」=ボランティア活動支援室を拠点に全学を挙げて被災地支援、開発途上国支援などに取り組んでいることを伝える。ボランティア活動を通じて、社会についての興味がわき、自分がつきたい仕事を見つける学生もいるなど、教育効果が大きいことについても触れている。

 ▽第3章「社会と繋がる大学教育」=産学官の連携プロジェクトの実例を豊富に紹介。

 ▽第4章「世界を繋ぐグローバルな人材育成」=グローバル・コミュニケーション学部を中心に外国語とコミュニケーション能力の向上のために用意しているプログラムの多様さを詳述。

 ▽第5章「やさしい心を繋ぐ」=危険信号が出た時点から大学中退者(離学者)を大学組織でフォローする「学生の未来センター」の取り組みを紹介。

神戸学院大

公式HP:http://www.kobegakuin.ac.jp/
所在地:〒650-8586 神戸市中央区港島1-1-3
電 話:078-974-1551

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