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大学倶楽部・金沢工業大

酒風呂と日本酒旨味成分でコラーゲン密度上昇 比咩の湯での実験で判明

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 金沢工業大白山麓キャンパス(石川県白山市)内の温泉「比咩(ひめ)の湯」を委託運営する米沢電気工事(金沢市)が、同大バイオ・化学部応用バイオ学科の尾関健二教授の指導を受けて行った実験で、酒風呂への入浴と日本酒に含まれるうまみ成分α-EGで調理した食事の摂取を続けると、被験者全員のコラーゲン密度が上昇し、50%以上が肌効果を実感することが明らかになった。

 比咩の湯は、教育研究と地域の交流拠点整備を目的に、学校法人金沢工業大が2018年4月にオープンした温泉施設で、地元の食材を使った料理なども提供している。尾関研究室は、17年にα-EGが皮膚真皮層のコラーゲン量を増やすことを世界で初めて学術的に実証している。

 実証実験は1月24日~2月10日の期間、30~60代の男性5人、女性4人の計9人を対象に行われた。酒風呂試験は、浴槽500リットルに対し、「すっぴん 酒風呂専用・原液 純米」を500ミリリットル(1000分の1量)入れ、5~10分程度の入浴を6日間行った。

 食事試験では、尾関研究室に所属する同大大学院1年の柳田茉子さんらが考案したα-EG高含有量みりんを、調理に40~80ミリリットル使用した山菜そばや鶏のうま煮、なめこのみそ汁など、同社が試作・提供したメニューを6日間摂取してもらった。

 その結果、平均してコラーゲンが、1週目で12ポイント、2週目で13ポイント上昇し、普段からの日本酒飲用の有無にかかわらず、食事からのα-EG摂取でのコラーゲンの増加効果の速効性と、終了後もコラーゲンスコアが維持する継続性が確認できた。

 実験後に行ったアンケートでは、50%以上が肌効果を実感したと回答。普段から日本酒を飲まない人には、α-EGを高含有する調味料を使った食事の摂取での効果が期待できることも分かった。

 尾関教授は「この実験結果が日本酒復権につながることを期待している。日本酒を飲まない人は、α-EGを使った食事を楽しむと、同様の効果が期待できる」と語っている。

 今後は、この実験結果を踏まえて関連の商品開発を進め、比咩の湯や大学の食堂などで、α-EG入りのみりんを使用した食事メニュー提供などを検討している。

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