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大学倶楽部・金沢工業大

NTT西日本などと産学協同教育協定 データサイエンティスト養成目指す

協定書を手にする金沢工業大の大沢敏学長(左)とNTT西日本金沢支店の小川成子支店長

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 金沢工業大は4月7日、金沢市の西日本電信電話(NTT西日本、大阪市中央区)金沢支店、ソフトウェア・システム関連会社のエヌ・ティ・ティ(NTT)マーケティングアクト(大阪市都島区)北陸支店と、データ分析の専門家「データサイエンティスト」養成を目指し、産学協同教育(コーオプ教育)実施に関する協定を締結した。最先端のデータ解析技術を、実際の業務に従事しながら実践的に学ぶ「KIT(金沢工業大)コーオプ教育プログラム」を今年度から開始する。

 同大では、「自ら考え行動する技術者」の育成に向けて、「プロジェクトデザイン教育」と呼ばれる社会実装型のプロジェクト教育をカリキュラムの柱に据えている。プロジェクトデザイン教育は、ユーザーの視点から何が求められているのかを考える「デザイン思考」や世界標準の工学教育の「CDIO」(Conceive 考え出す、Design 設計する、Implement 実行する、Operate 操作運用する)を取り入れた同大オリジナルの理工系PBL(問題発見解決型教育)。今回、3者で行う教育プログラムは、PBLカリキュラムの発展形として実施する。

 具体的には、NTT西日本の企業技術者を「実務家教員」として招請する講座の実施と、NTTマーケティングアクトが運営する企業の顧客の声(Voice Of Customer、VOC)の分析・コンサルティングに特化した共創拠点「LINKSPARK Voice Of Customer Support Center」への学生の就業を予定している。

 講座では、世界産学連携教育協会(WACE)が進める世界標準「CWIE(Cooperative & Work-Integrated Education)」に準拠し、NTT西日本の技術者が講義を行う。WACEは、産学連携教育に携わる学校や企業などを支援する国際機関で、約50カ国約1000の教育機関などが加盟している。期間は5~7月で全8回の実施を予定している。

 学生の就業では、NTT西日本とNTTマーケティングアクトが4月にNTT白鳥路ビル(金沢市)に開設したLINKSPARK Voice Of Customer Support Centerで、実務に従事しながら、AI(人工知能)音声認識技術やデータ解析技術を活用した分析・コンサルティングビジネスを実践的に学べる。実施期間は8~11月の4カ月間を予定。

 3者は今後、社会課題解決による地域の発展に向けた産学官の取り組みへの展開、データサイエンティストの育成に向けた共創ラボの設置と共創的プラットフォームへの発展を目指すという。

 同大とNTT西日本は、昨年3月に「Society5.0社会に向けた次世代教育環境の構築に関する連携協定」を締結。政府が「目指すべき未来社会」として提唱するSociety5.0社会をリードする人材育成について議論を進めている。その中で、ビッグデータを活用した新たなビジネス・イノベーションの創出ができる人材「データサイエンティスト」の育成が不可欠・急務と考え、連携してコーオプ教育を実施することとなった。

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