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大学倶楽部・明治大

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任意の味を表現できる味ディスプレイ開発 総合数理学部・宮下芳明教授

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味ディスプレー味提示風景 拡大
味ディスプレー味提示風景
味ディスプレー全体風景 拡大
味ディスプレー全体風景
味ディスプレーの回路図 拡大
味ディスプレーの回路図
味ディスプレーのコントローラー部 拡大
味ディスプレーのコントローラー部

 明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明教授は、任意の味を表現できる味ディスプレーを開発した。基本五味(甘味、酸味、塩味、苦み、うまみ)を感じさせる電解質をそれぞれ溶かして固めた五つのゲルを舌に触れさせる。これらに電気をかけることで、ゲル内部にあるイオンを泳動させ、それぞれのイオンが舌に触れる量を制御することができる。

 これにより、舌が感じる基本五味の割合を自由に調整することができる(特許出願中)。本技術は、人や飲食物の移動を伴うことなく味の情報のみを伝達するシステムであるため、感染リスクなく味を共有するなど、今後の応用が期待される。

◎動画もご覧ください。

https://youtu.be/7HIm4LoAZxU

 宮下研究室は、舌を電気的に刺激することで味を生み出す「電気味覚」の研究を推進しており、かむ力で発電して味を作り出すガム[※1]や、飲み物の後味を電気刺激で強く長くする手法[※2]を開発してきた。それによって健康な食事を化学物質なしで満足なおいしさに変えるプロジェクト[※3]も推進しているが、この味ディスプレーは舌への電気刺激を利用しておらず、また、食事の味を変えることではなく、遠隔地にも味を伝え再現することを目的としている。

 試作した味ディスプレーのプロトタイプ「Norimaki Synthesizer」に関する論文は下記で公開されている。宮下教授はこの論文に記載されている知見よりもさらに、味の再現性を高め、表現力を向上させる手法について研究を続けている。

Homei Miyashita. 2020. Norimaki Synthesizer: Taste Display

Using Ion Electrophoresis in Five Gels. In Extended

Abstracts of the 2020 CHI Conference on Human Factors in

Computing Systems Extended Abstracts (CHI20). Association

for Computing Machinery, New York, NY, USA, 1-6.  

https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3334480.3382984

(参考)

[※1]2018年3月26日 【先端メディアサイエンス専攻】博士前期課程1年大場直史さん、青山一真助教、中村裕美さんと宮下芳明教授が、第22回一般社団法人情報処理学会シンポジウムインタラクション2018にて、インタラクティブ発表賞の一般投票とPC推薦の二つを受賞 明治大学

https://www.meiji.ac.jp/ams/info/6t5h7p00000qrzof.html

[※2]2018年9月27日 総合数理学部 宮下芳明研究室

電気刺激を用いて後味を強く長くする手法を開発~咽頭で感じる後味の増強・持続時間延長~ 明治大学

https://www.meiji.ac.jp/koho/press/2018/6t5h7p00000sv1jw.html

[※3]2019年4月23日 先端メディアサイエンス学科・宮下芳明教授らがキヤノン財団研究助成「理想の追求」に採択 明治大学

https://www.meiji.ac.jp/ims/news/2019/6t5h7p000015ym07.html

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