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大学倶楽部・桜美林大

地方活性化を学生目線で提言 城南信金と福島県いわき市と連携講座

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 桜美林大学は城南信用金庫(東京都品川区)との連携事業の第1弾として、5月13日から同大学で、福島県いわき市の活性化に取り組む講座「ビジネス演習(地域活性化ビジネス)」を開講している。

 同大学ビジネスマネジメント学群の学生19人が参加し、同市を活性化する方策を学生目線で研究・発信することを目指しており、当面はオンラインで講座を続けていく。講座の開設に対して、いわき市の清水敏男市長やいわき商工会議所の小野栄重会頭など、現地の関係者からも歓迎の意を受けている。

 同大学と同信金は、地域の活性化と産業の振興を図るため相互が協力していこうと、昨年12月に連携協定を締結した。

 いわき市は、2011年の東日本大震災と原発事故、19年10月に直撃した台風19号の被害と、自然災害と風評被害に苦しめられ続けている。街からは人が消え、温泉宿の廃業が絶えず、観光客の減少は市全体の経済活動にとって死活問題となっている。温泉宿の女将からは「このままでは街がなくなってしまう」との悲痛な訴えも聞かれる。

 こうした状況の同市を活気のある魅力あふれる街にしたいとの思いから、被災地支援以降つながりの深い同市に同信金が声をかけ、産官学の取り組みとして開講した。

 同講座では、学生が同市に関するさまざまな研究を行い、実際に現地に赴き、調査を行いデータ分析し、魅力を学生目線で全国あるいは世界に発信する。研究などの最終結果は、市長に提言する予定。桜美林学園創立者の清水安三が唱えた「学而事人(がくじじじん)」(学んだことを社会のために生かす)に従い、大学での学びを通して、同市の復興に役立てたいと考えている。

 同信金は、基礎講座として学生に業務内容を説明し、信用金庫が地域活性化に取り組む目的を講義するだけでなく、学生が現地見学、現地調査を行う費用を寄付により出資する。

 産学官が連携して実施する講座が、地方都市が抱える人口減少や観光客の減少、地域経済の衰退など、山積するさまざまな問題の解決につながるモデルケースになることが期待されている。

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