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大学倶楽部・ビジネス・ブレークスルー大

アバターロボットを教育現場に初めて活用 マーケティングの授業で

アバターのラーニングアドバイザーと話をする学生

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谷中教授(左)からの指導時にはオンライン参加の学生がアバターに接続して討議
リアル参加とアバター参加を混在させた会場で学生に講義する谷中教授(中央)

 ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学は、普及型コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を独自開発したavatarin株式会社の協力を得て、アバターロボットをビジネス教育に導入する「教育デザイン・ラボ」を設置した。ラボを立ち上げたのは、世界で初めてニューミーによる「アバター卒業式」のプロデュースを行ったBBT大学経営学部グローバル経営学科長の谷中修吾教授だ。

 ニューミーは、タブレットを「顔」として備え、四輪の「足」で動く。物理的に実体のあるアバターロボットのため、リモート環境でパソコンから操作する人は自らの分身として現場に介入することが可能で、現場にいる人にとっては相手がそこに実在しているかのように感じられるという。教育デザイン・ラボでは、ニューミーを活用して、オンライン会議では実現できない「現場介入」の価値をビジネス教育に生かす取り組みを試行する。

 ラボの第1弾の活動は7月26日に、谷中教授が担当する「マーケティング基礎」の授業の中で展開された。リアル参加の「生身の学生」とアバター参加の「分身の学生」が、グループワークによる演習でディスカッションを行う企画だ。当日は、78人の履修者のうち、学生9人がBBT大学の麴町キャンパスに集まり、その他の学生はオンラインで参加。グループごとにオンライン上のミーティングルームで接続環境を整え、谷中教授が各グループを巡回しながら演習成果物を指導する授業が開始された。

 「マーケティング基礎」の授業では、学生が少人数のグループに分かれ、新しいカフェを立ち上げるマーケティングプランを作成するという演習が行われている。グループワークが始まると、学生たちはオンライン上のミーティングルームで演習成果物の論点について話し合いを始めた。ここで、まず初めにアバターに分身して参加したのは、学生にアドバイスを行うなど授業をサポートするラーニングアドバイザーだ。

 現場の谷中教授とともに、リモートからアバター参加した3人のラーニングアドバイザーは、それぞれのグループでリアル参加した学生の席を回りながら、これから討議する論点の整理について熱心にアドバイスを行った。現場の学生は、アバターで巡回しているラーニングアドバイザーを積極的に呼び止め、オンライン上のメンバーと一緒に話し合った論点を相談した。

 それぞれのグループで論点の整理が完了し、個別に谷中教授がフィードバックを行う指導時間になると、オンライン参加していた学生がアバターに乗り換え接続を行った。リアル参加のメンバーが座っているテーブルに谷中教授が巡回すると、それまでオンライン上のミーティングルームにいた学生が、物理的な実体のあるアバターとして登場。遠隔地にいる学生は、あたかも実在するメンバーのようにアバターで振る舞い、グループディスカッションは大いに盛り上がった。

 アバターで参加したラーニングアドバイザーの男性は、「自分が行きたい場所に行けることや、アバターで人との距離を感じられることなどが良いと思った」と話した。リアル参加した学生からは、「まるでそこに存在しているよう。親近感を持てた」などの感想があがった。また、アバター参加した学生からは、「離れたところで意思通りに動くことが非常に不思議な感覚でした」との声が寄せられ、アバター特有の価値が生まれている様子がうかがえた。

 谷中教授は「グループワークにおけるアバターロボットの活用は、単なるオンライン会議と違って、メンバー同士が『一緒に現場を作っている』という感覚が生まれる。リアル参加とオンライン参加のメンバーにとっての『一体感』や『信頼関係』をつくるチームビルディングに大きく役立っており、結果的に良質な議論を促すというポジティブな効果を強く実感できた」と話している。今後は、アバター教授会やアバター留学などの可能性も模索する。

ビジネス・ブレークスルー大

公式HP:http://www.school.ohmae.ac.jp/
所在地:〒102-0084 東京都千代田区六番町1-7
電 話:03-6271-0757

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