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大学倶楽部・日本女子大

Withコロナ時代の産学連携による セキュリティ教育授業を実施

新しい生活様式とセキュリティーについて講義する吉岡副GMと受講生

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OSINTの課題に参加する長谷川教授
ウェブ上にリアルタイムで表示されるCTFのスコア

 日本女子大学と、国内屈指のICT(情報通信技術)セキュリティー企業である株式会社ラックは、ICTの活用能力育成に関する覚書を、3月に締結した。これに基づき、まず情報科学系の学生を対象として、7月9日からウィズコロナ時代のセキュリティーを題材にした産学連携講座を3回実施した。授業は「情報ゼミⅠ」(理学部数物科学科 長谷川治久教授)の中で、Zoomによるリモート形式で実施された。ウェブ上でリアルタイムに成績を把握しながら演習を行うなど、オンライン授業のメリットを生かした授業が展開された。

 初回(7月9日)は、ラック社の吉岡良平副GM(ゼネラルマネジャー)=サイバー・グリッド・ジャパン=から、ウィズコロナ時代の新しい生活様式を背景に、情報管理における注意点について講義がなされた。第2回(7月16日)では、ラック社、高橋怜子氏からサイバーテロやコロナを取りまく世界の情報セキュリティーの状況などが紹介された後、Zoom上で共有される画像を用いてOSINT(Open Source Intelligence=一般に公開されている情報をもとに機密情報などを収集する手法)の演習を行った。1枚の写真から、場所だけでなく撮影のアングルまで特定する課題が出されたが、学生たちは背景の看板などの情報から検索エンジンなどであっさりとそれらを割り出した。この演習から、学生はSNSに写真や動画を投稿する際に、個人情報を特定されないように注意する必要があることを学んだ。

 第3回(7月23日)では、ラック社、尾方佑三子室長(ICT利用環境啓発支援室)の指導のもと、Zoomを使用してCTF(Capture The Flag)の演習を行った。CTFはコンピューターセキュリティーに関する技術的な競技であり、サイバー攻撃への対処を学ぶ教育手法として注目され、国際大会も開催されている。学生はオンラインで出題される、暗号解読、ネットワーク技術、プログラミングなどの25問を制限時間60分で解きながら総合得点を競い合った。ウェブ上に各学生の解けた問題がリアルタイムに表示され、刻々と順位が入れ替わる中、熱い戦いが繰り広げられた。競技終了後には、コンピューターセキュリティーには技術力だけでなく、考察力、想像力、経験が求められるとラック社の講師から解説があった。

 新しい生活様式では、リモートワークやオンライン会議など、ICTの必要性がこれまで以上に高まっている。ラック社と日本女子大学の連携は、情報ネットワークを前提とした社会で活躍する女性を育成する、重要な取り組みの一翼を担うことになる。

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