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大学倶楽部・神戸学院大

日本語コースの留学生 働く外国人向け教材をインターンシップで作成

清水製作所と留学生の打ち合わせ中のパソコン画面

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教材作成のため大阪市の清水製作所を訪れ、社員と記念撮影するベトナム人留学生ら(右端がアドバイザー役の4年生、グエンゾアンバックさん)
隆生福祉会と留学生の打ち合わせ中のパソコン画面

 神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学部日本語コースの留学生が、企業や社会福祉法人などに受け入れられた外国人インターンシップ生のほか、働く外国人や就職予定者のためのオンデマンド教材を作成している。新型コロナウイルス感染拡大で留学生が企業などへ出向く対面での長期インターンシップの参加が困難になり、それに代わる新しい方法としてオンラインでも実施可能なインターンシップの仕組みを考えた。留学生の多くは日本での就職を希望しており、就職活動も困難な中、日本語コースでは今回の取り組みが実際の就職につながることも期待している。

 留学生は中国、ベトナム、台湾からの3年生25人にアドバイザー役の4年生1人を加えた計26人で、提携した会社や施設は兵庫、大阪両府県の13カ所。アジアからの外国人が多く働く製造業などの企業のほか、大阪YMCA、同大学の図書館なども含まれている。日本語コース主任の栗原由加教授の指導で、ほぼ2人1組となり、6月から8月上旬まで24日間の予定で取り組んできた。

 オンラインでの作業を中心に、一部は企業や施設の担当者と対面での打ち合わせもした。教材はパワーポイントで作成し、職場で使う日本語から仕事をする上で知っておきたいマナー、会社の業務の概要など、相手の要望によって多岐にわたる。

 大阪市住之江区の金属加工業、株式会社清水製作所では、「バンキンカコウ(板金加工)」「ズメン(図面)」「シヨウショ(仕様書)」など、一般の日本語学習テキストにはあまり掲載されていないものの、職場の作業で頻出する用語を中心にベトナム人向けの日本語学習教材を作っている。参加したベトナム人留学生、ブーティフォンさん(3年)は「車で駅まで送ってもらった場合、お礼のあいさつをして、車を見送ってから移動するのが(日本では)マナーだと教えていただき、とても勉強になりました」と会社側に感想を伝えた。同社からは「はっきりと自分の意見を言える学生さんばかりで、受け入れさせてもらって良かった」との言葉をもらった。

 大阪市内の社会福祉法人「隆生福祉会」でも運営する特別養護老人ホームで入所者との会話で使う日本語の学習教材を作っている。「体調」「着替え」「髪の毛をとく」などの重要な言葉を紹介し、覚えた用語のテスト機能も備える。留学生からは「言葉に添える挿絵の代わりに、特養ホームで実際の食事の写真を撮影して送っていただけませんか」などの要望を伝えた。教材を見た施設側からは「言葉と音声が微妙に違う箇所がある」などと指摘があった。

 栗原教授は、「卒業生が働いていたり、留学生との交流会に参加してもらったり、企業や施設などのご協力を得ました。働く外国人の役に立つ教材は外国人目線が重要です。留学生にとっては日本の会社や施設を少しは知ることができ、逆にインターンシップ先には留学生のことを理解していただく良い機会になりました」と話した。

神戸学院大

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