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産業能率大学は今年度から、これまで日本で主に行われてきた知識注入型の英語教育に代わる、アウトプットを中心とした新発想の英語カリキュラム「SANNO English Program」(以下SEP)を進めている。
日本の英語教育は、6年以上学んでも使えない、話せないと指摘されてきた。SEPでは、英語でのコミュニケーションスキル向上を第一の目的とし、学生同士が協力しさまざまな表現を身につけていく過程で英語が伝わる楽しさを経験してもらう。外国人とコミュニケーションをはかることを評価して、英語学習の意識変革を促す。
プログラムは、「発音の鬼」としてメディアにも取り上げられている、英語学校「RK English School」校長のリチャード川口氏を客員教授として招き、同氏と共同で開発した。オリジナルの映像教材でネーティブの発音を徹底的に学び、発音できることでリスニングスキル向上を目指す。
映像視聴後は表現の違いについて、さまざまなシチュエーション動画を見ながら英会話文を作成するワークを行い、英語の語順に慣れる、シンプルに言い換える、そして日本人特有の主張しないことを美徳とする価値観から徹底的に脱却(マインドセット)するトレーニングを行う。また、発音練習アプリ「産能大発音道場」を使用し、自主学習も含めた発音の徹底習得を目指す。
SEPを受講した学生のアンケートでは、86%が「英語が好きになった」と回答。学生の英語に対する意識も変わりつつある。同大学経営学部1年生の田中菜々美さんは「受験英語と違い、会話中心に学べたので英語が好きになった。今までうまく聞き取れなかった洋楽が聞き取れるようになってきた。実践の場で試してみたい」としている。