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経済学部公認の学生団体がオンラインイベント 黒人差別抗議について考える

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イベントの目標「無意識から意識へ」「THINK(考える)からACTION(行動)へ」を説明する学生
イベントの目標「無意識から意識へ」「THINK(考える)からACTION(行動)へ」を説明する学生
オンラインイベントに参加した学生ら 拡大
オンラインイベントに参加した学生ら
オンラインイベント「できること会議~ひとごとにしない#BLM~」のポスター 拡大
オンラインイベント「できること会議~ひとごとにしない#BLM~」のポスター

 中央大経済学部公認の学生団体「学生国際交流委員会(IEC)」主催によるオンラインイベント「できること会議~ひとごとにしない#BLM~」が8月4日に開催された。イベントは、難しくて硬いイメージのある人種差別問題について、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ、BLM)」を題材に、動画視聴やヒアリングを通じて自らが考えるきっかけづくりとして実施された。

 ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使用して行われた会議には、経済学部の学生だけでなく、他学部や他大学の学生、ロサンゼルス周辺に在住する中央大出身者が集うLA白門会(中央大ロサンゼルス白門会)に参加するOB・OGなど約40人が参加して学び合った。

 イベントの目標は「無意識から意識へ」「THINK(考える)からACTION(行動)へ」。日本人の人種差別に対する当事者意識の低さを喚起したいと企画された。

 まず、人種差別問題をテーマとした2本の動画を視聴した。「衣料品店の店員が黒人の客に対して人種差別的な行動を取ったとしたら、周囲の客はどのような行動をするか」という実験動画と、「子どもたちが肌の色についてどのような価値観をもっているのか」について、子どもたちに白人と黒人の人形を選んでもらう映像を見て、一般人が人種差別的な行動にどう対応するのか、子どもたちがいつから人種差別を意識するようになるのかなどを知った。

 その後、ヒアリングセッションが行われ、中央大経済学部の中川康弘准教授、慶応大2年の高杉真由香さん、中央大OGでLA白門会副会長の満田泉さんが登壇した。中川准教授は多文化教育の視点で「人種をめぐる二分法構図そのものを見直し、新しい社会の新しい人間の在り方とは何なのかを考えること。その先に問題の答えがあるように思う」と語った。

 高杉さんは「幼少期に経験した米国での差別体験から思うこと」、満田さんは「米国で暮らして感じたことや実情、学生へのメッセージ」をテーマに、BLM運動や人種差別問題、多様性などについて意見を述べた。

 参加者は動画視聴やヒアリングセッションを通じて知識を深めた後に、5人ずつのグループに分かれて意見共有した。

 参加者はBLMの現実と併せて、国内や世界中にある人種差別問題について、多角的な視点を学び、自分のこととして捉えたり、何かしらの行動を意識できるようになったりするなど、成果の残るイベントとなった。

 学生国際交流委員会の代表を務めている経済学部3年の中島さんは「約2カ月にわたる準備期間から多くの人に支えられ、コロナ禍で人と接する機会が制限される中、改めて『人のつながり』を実感することができた。自分の周りにある差別問題について考えるきっかけづくりとして、このイベントを活用してほしい」と話した。

 イベントの詳細はリポートとして、中央大「GO GLOBAL」のホームページ(http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2020/07/12531/)でも紹介されている。

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