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グルテンフリーの米粉麺「う米めん」を開発 山田教授がアルファ電子と

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「う米めん」を使った白米中太麺のラーメン 拡大
「う米めん」を使った白米中太麺のラーメン
「う米めん」を使った玄米太麺のジェノベーゼパスタ 拡大
「う米めん」を使った玄米太麺のジェノベーゼパスタ

 工学院大学先進工学部応用化学科の山田昌治教授が、医療機器・電子機器メーカーのアルファ電子(福島県天栄村)と米粉由来の麺「う米(まい)めん」を開発した。「う米めん」通販サイトで販売している。

 「う米めん」は、動物性原材料、化学調味料などを含まない体にやさしい無添加食品で、小麦アレルギーの人や健康志向の女性も安心して楽しめる商品だ。小麦を使わないグルテンフリー麺で、高アミロース米を使用することで血糖値の上昇を抑える効果がある。グルテンの代わりにデンプンを添加し、もっちりとした歯ごたえのある食感を実現した。玄米太麺、玄米細麺、白米中太麺、白米細麺の計4種類があり、パスタやエスニック、和食など食べ方によって使い分けが可能。ゆで時間は90秒~3分程度のため、時短調理が可能でアウトドアにも最適となっている。

 昨年12月、アルファ電子から提案があり共同開発が始まった。同社に卒業生が在籍していたのがきっかけだ。

 今回の共同開発において、食品化学の専門家である山田教授は、試作条件の提案や試作品の分析を行った。食品を評価する分析装置で、食感・香り・粘度などを数値化し最適な材料の配合と製造プロセスを検証し、科学的なアプローチで米粉麺のおいしさを追求した。

 家庭で炊飯をする機会が減り米食の消費が低迷する中、米粉由来の麺やパンに注目が集まっており、需要が落ち込む国産の米を使用することで食品ロスを削減。国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)の17の目標のうちの目標12「つくる責任 つかう責任」に貢献している。今後も共同研究を続け、持続可能な生産消費形態の実現を目指していく。

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