メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大学倶楽部・工学院大

0.1秒のほおのうごきの遅れが、顔の魅力度に影響 博士課程学生が日本心理学会大会で優秀発表賞を受賞

試験時に提示した顔モデル(動作:無表情から口を大きく開ける) ©2020 ポーラ化成工業

[PR]

 工学院大学(佐藤光史学長、所在地:東京都新宿区/八王子市)の情報学専攻博士課程2年生でポーラ化成工業株式会社(本社:横浜市、釘丸和也社長)の研究員を務める黒住元紀さんが、日本心理学会第84回大会(9月8日~11月2日、ウェブ開催)において発表タイトル「頰の運動の遅れが視覚知覚に及ぼす影響」で優秀発表賞を受賞した。これまでは静止した顔の研究が多数すすめられてきたが、時間を伴う「動き」に着目した研究で、よりリアルな顔の「魅力」の根源に迫っている。

 従来の研究では、顔を動かした際、加齢により頰の肌が遅れて動くことが解明されており、この現象が顔の印象に与える影響について詳細に調べるため、顔の動きを表すモデルを被験者に提示する試験を行った。モーションキャプチャで取得した10人の日本人女性の顔モデルをもとに頰の動きを加工し「遅延なし/遅延あり」の2種類、合計20種類の顔モデルを作成。25人の日本人男女が「魅力的である/魅力的でない」で評価した。「魅力的である」の選択率を「遅延なし」と「遅延あり」それぞれについて算出したところ、遅延ありの場合において魅力度の低下がみられた。このことから「物体の動きにおいては気づきにくい0.1秒程度のごく僅かな遅れであっても、人の顔に生じる場合には感知されやすくなる」こと、「わずか0.1秒の遅れがほお部に生じると顔の魅力度が低下する」ことが新たに解明された。

 私たちの普段のコミュニケーションにはさまざまな動きや表情が伴う。特にウィズコロナでビデオ会議などが当たり前となった今、画面に映された相手の顔のみが見えるということも増加している。動いている顔を人がどのように認知し、どのような印象を受け取るのかを明らかにする研究は、今後ますます重要になると考えられる。

工学院大

公式HP:http://www.kogakuin.ac.jp/
所在地:〒163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2
電 話:03-3340-1498

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 鼻出しマスク受験「眼鏡が曇るから」 釈放男性、トイレにこもった訳は

  2. 「なぜ?なぜ?なぜ娘だったのか」 福岡・商業施設女性刺殺、被害者の母

  3. 「1日で49人の相手を…」 過酷な労働、波乱の人生赤裸々に 「からゆきさん」肉声テープ発見

  4. 飛行機マスク拒否 大学職員「容疑と事実違う」 捜査車両でも着用しなかった理由

  5. マスク拒否し緊急着陸させた大学職員逮捕 威力業務妨害などの疑い 大阪府警

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです