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大学教員が付属平野小で「そうぞう」する特別授業 好きなことを未来につなげる

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箱崎教授の特別授業「英語で国際交流してみよう」に耳を傾ける児童ら 拡大
箱崎教授の特別授業「英語で国際交流してみよう」に耳を傾ける児童ら
駅員の格好で特別授業「トレインシミュレーターでGO!」を行う上出特任教授 拡大
駅員の格好で特別授業「トレインシミュレーターでGO!」を行う上出特任教授
特別授業「記憶について」で説明する渡辺講師 拡大
特別授業「記憶について」で説明する渡辺講師
特別授業「木のおもちゃ」と「いろいろ見たくなるルーペ」で児童に説明する青木特任准教授 拡大
特別授業「木のおもちゃ」と「いろいろ見たくなるルーペ」で児童に説明する青木特任准教授

 大阪教育大学の教員は昨年12月23日、同大学付属平野小学校(大阪市平野区)の同校独自の教科「未来そうぞう科」の授業で5、6年生約200人を対象に出前授業を行った。

 「未来そうぞう科」は、文部科学省の研究開発学校制度の研究の中で設立した教科で、どんな状況でも、希望に満ちあふれた未来を「想像」し、そうした未来の「創造」に向けて、探究的にアプローチできる人間を育成するため、主体的・協働的・「そうぞう的」実践力を養うことを狙いとしている。同大学が示した21の授業群から、自らの課題や興味に基づいて児童たちが選択した。

 選ばれた授業は、英語教育部門の箱崎雄子教授の「英語で国際交流してみよう」▽数学教育部門の上出吉則特任教授の「トレインシミュレーターでGO!」▽美術・書道教育部門の青木宏子特任准教授の「『木のおもちゃ』と『いろいろ見たくなるルーペ』のおはなし」▽初等教育部門の渡辺創太講師の「記憶について」——の四つ。

 児童らは四つの教室に分かれて興味のある授業に参加。各教員は自らの研究を小学生向けに分かりやすく紹介したり、小学生向けにアレンジしたりするなどして、趣向を凝らした授業を展開した。

 授業を受けた児童からは「『木のおもちゃ』と『記憶』についての授業を受けた。視点を変えることがとても面白かった。学んだことをこれからの生活に生かしていきたい」「いつもとは一味ちがい、すごく面白かった。専門的な内容が理解できた。他の授業も受けてみたい」といった感想が聞かれた。

 同校の岩崎千佳副校長は「児童たちは、専門的で分かりやすい授業に目を輝かせ体を乗り出して参加していた。自分の好きなことがどう未来につながるのか、非常に貴重な経験だった」と語った。

 この取り組みを企画した同大学広報担当の新津勝二理事は「特別授業は、前職の九州大学総務部長時代に地元企業と共催した『ワークショップコレクション』を参考にした。子供たちのきらきらした目は取り組みの素晴らしさを表しており、このような機会をもっと増やしていきたい」と期待を込めた。

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