三竝ゼミとVegemeチームが国際アイディアコンペティションWDCDで「Honourable Mention」を受賞
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帝京大学経済学部の三竝ゼミ有志と起業家演習を受講する学生有志のVegeme(ベジミー)チームが7月15日、デザインの力による気候変動問題の解決について考える国際アイデアコンペティションWhat Design Ca Do(以下、WDCD)で「Honourable Mention(佳作)」を受賞した。
WDCDは、気候変動問題を解決するためにIKEA Foundationや在日オランダ大使館などが中心となって運営しており、毎年異なったテーマのアイデアコンペティションを実施している。
今回は、「No Waste Challenge」というテーマで、食品廃棄物から産業廃棄物までさまざまな廃棄物問題を解決するためのアイデアの応募があった。全世界を対象としたグローバル部門のほか、都市・地域レベルでの解決をめざす都市部門で構成され、世界中の企業やデザイン事務所などから計1409件の提案が寄せられた。
三竝ゼミとVegemeチームは、三竝ゼミのアートディレクターを務めるOJAR一級建築士事務所代表の大脇淳一氏と広島修道大学人文学部助教の石田崇氏が共同で「食品廃棄物を肥料に再利用するアイデア」を提案した。これは、大学のキャンパスや社員食堂などで発生する野菜の皮や卵のからなどの生ゴミを回収し、脱水処理機で肥料としてリサイクルし、その肥料を使って野菜を栽培することで消費者にエコロジーな食品を提供するというもの。
三竝ゼミでは、産学連携による商品開発プロジェクトを行っており、その活動から得られた知見や、食品廃棄物削減をめざすVegemeチームの取り組みで得られた活動実績を統合し、「真の」持続可能な循環型リサイクルシステムの構築をめざす提案となった。
その結果、全世界から寄せられた1409の提案の中から85のファイナリストに選出された。さらに、その後の面接審査では、持続可能なデザインの模範とすべきアイデアとして審査員によって高く評価され、最終的に上位21の提案に選出された。
同大は今後も国際化を推進し、学問領域および大学の垣根を越えた連携協力を図りながら、学生と教職員が一丸となって地球環境問題の改善のための取り組みを積極的に展開し、山積する社会課題の解決に向けた教育・研究成果の世界への発信を継続する方針だ。
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※本学では、厚生労働省等の感染防止ガイドラインを順守し、感染
予防を徹底している。