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大学院工学研究科1年の渡部陸矢さんが「ICAI2021」でISJ Editor-in-chief Awardを受賞

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佐藤利文教授(左)と渡部陸矢さん 拡大
佐藤利文教授(左)と渡部陸矢さん
東京工芸大学創立100周年ロゴ 拡大
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 東京工芸大学(吉野弘章学長、所在地:神奈川県厚木市)大学院工学研究科1年の渡部陸矢さんが、日本画像学会・日本写真学会・日本印刷学会・ 米国IS&Tが主催する国際会議ICAI2021(International Conference on Advanced Imaging 2021)で、ISJ Editor-in-chief Awardを受賞した。渡部さんは「High Luminance Bottom-Emission Type Powder EL Device with High Transparent Substrate」の研究論文発表において、研究の進歩性と論文の構成が評価され、このたびの受賞につながった。研究で採用した「セルロースナノペーパー」という透明な紙は、今後汎用(はんよう)性の高いデバイスを作製する際の基材として注目されている。

 「ICAI2021」は、画像関連技術を取り扱う世界中の技術者が集うイベントとして、2015年から開催されている。今年度は21年10月4日から10月8日に、全世界対応の完全オンラインで開催され、授賞式はオンライン上で昨年12月17日に行われた。

 同大の発表者及び受賞論文は以下のとおり。

【ISJ Editor-in-chief Award】

・受賞者:同大大学院工学研究科メディア工学専攻博士前期課程1年 渡部陸矢さん

・論文:「High Luminance Bottom-Emission Type Powder EL Device with High Transparent Substrate」

・著者:Rikuya Watanabe1, Naoki Takeda1, Keitaro Kasuya2, Kosuke Takahashi2,Kojiro Uetani2, Shota Tsuneyasu3, Toshifumi Satoh1.

・所属:1 Tokyo Polytechnic University, 2 Osaka University,3 National Institute of Technology, Oita College(Japan)

・研究概要:「分散型Electroluminescence(EL)は、印刷プロセスのみで作業可能な平画発光素子である。従来の紙基板を使った分散型ELでは、その基板の可視光透過率の低さから、発光の取り出し効率の改善が必要であった。この問題を解決するために、優れた透過率を有するcellulose nanopaper(CNP)に着目し、ボトムエミッション構造の分散型ELを設計した。CNP基板の導入により分散型ELの高輝度化が実現できることが明らかとなった」

・本人のコメント:「受賞の知らせを受けたときは驚きました。発表は全て英語でしたが、研究室の佐藤利文教授、大阪大学の上谷幸治郎助教、大分高専の常安翔太助教に指導いただきました。他大学の先生方や企業の研究者の方々にわかりやすい説明を心がけたことを評価していただけてうれしいです」

 23年10月5日、東京工芸大は創立100周年を迎える。1978年に設置された同大大学院工学研究科は、最先端の研究活動に不可欠な最新の装置と設備を備えている。同大は今後も、この探究フィールドを活用し、幅広い視野と豊かな独創性を兼備した高度な技術者や研究者へと育成していく。

■International Conference on Advanced Imaging 2021

(ICAI2021)

【URL】

http://www.isj-imaging.org/event/conference/ICAI2021/index.html

http://www.isj-imaging.org/event/conference/ICAI2021/ICAI2021_awards.html

■東京工芸大学

 東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「テクノロジーとアートを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎える。 

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https://www.t-kougei.ac.jp/

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