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立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)が、「デジタルアーカイブジャパン・アワード」を8月25日、受賞した。
同アワードは、デジタル化とコンテンツのオープン化の推進、デジタル技術を用いた新しいサービスの提供など、デジタルアーカイブを「日常にする取り組み」を広く社会に紹介し、その活用の機運を盛り上げることを目的に新設された表彰制度。ARCは、第1回の受賞機関となった。
授賞式は、産学官の関係者が一堂に会し、日本におけるデジタルアーカイブの推進に向けた先進事例の紹介や好取り組みの顕彰等を行う「デジタルアーカイブフェス2022」(主催・国立国会図書館、内閣府)で行われ、同大の金子貴昭准教授が受賞スピーチを行った。
ARCはウェブ上に浮世絵、古典籍などに関するコンテンツを公開。同ウェブサイトがつなぎ役として、国内外のさまざまな機関や個人と連携してコンテンツの発見可能性を高め、各分野の結節点として一つのモデルを提示している。また、各機関の利用条件が記載されたページへのアクセスの場を提供し、メタデータの整備に力を入れている。この点がアワード受賞に高く評価された。
赤間亮センター長(文学部教授)の受賞のコメント
ARCは、設立以来四半世紀にわたり、デジタルアーカイブを基盤に据えて活動してきました。これらの活動は主に海外のミュージアムを対象としてきたもので、膨大なコンテンツが蓄積され、ジャパンサーチという優れた仕組みによって、国際的なつなぎ役としての位置付けを明確にすることができました。本受賞を機に、国内の文化資源やより多くの分野の情報を提供し、利用者の一層のニーズに応えていきたいと思います。