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琵琶湖の「ヨシ」を原料とする環境配慮型ストロー 社会実装に向けたリユース調査を実施

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環境配慮型ストロー「ヨシストロー」の社会実装 拡大
環境配慮型ストロー「ヨシストロー」の社会実装

 立命館大学経済学部・寺脇拓教授、および同教授のゼミ生21人は9月17日、琵琶湖に自生する植物「ヨシ」を原料とする環境配慮型ストロー「ヨシストロー」の社会実装に向けたリユース調査を実施した。調査は、イナズマロックフェス 2022に合わせ、会場に隣接する「Café REED」※で行った。

 今回の調査は、リユースしたヨシストローに対して、人々の受容性(どれほど受け入れられるのか)を分析し、リユースによるヨシストローの社会実装化の可能性を探った。

※環境に配慮してプラスチックを一切使用しない完全“脱プラスチック”のテークアウト専門カフェ。

 寺脇ゼミでは、2019 年に「ヨシストロー」を製品化。以降、実際にカフェなどで使用してもらい、環境配慮型製品に対する需要などを検証する国内初の調査を続けてきた。その結果、寺脇ゼミは、ヨシストロー1本の価値を48円と算出。一方で、製作コストは、1本あたり427円の試算が出ており、企業がヨシストローを導入するにはコストの観点で厳しいことが明らかとなった。

 そこで今回は、ヨシストローの商品化を検討する企業に対して、コスト削減方法の一つであるリユースに焦点を当て、10回リユースされたヨシストローと未使用のヨシストローに対する支払意思額(人が払ってもよいと思う金額)を調査することにした。双方の支払意思額に差がなければ、人々はリユースされたヨシストローも未使用と同等の価値があるとみなすことになり、その社会実装の支持につながる。ゼミ生らは、実際にヨシストローを使ってもらったり、その消毒過程や社会的意義を動画でアピールしたりするなどして、その受容性を高めることにも取り組んでいる。

 今後、11月に東京や滋賀県近江八幡市でも同様の調査を行い、22年度中に結果を公表する予定。

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