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大学倶楽部・順天堂大

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 医療看護学部・医療科学部合同チーム「第44回関東医歯薬科大学女子バスケットボール大会」で優勝

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大会後の選手たち

 順天堂大学の医療看護学部と医療科学部合同のバスケットボールチームが、5月6日から栃木県・関東ホーチキにしかた体育館で行われた「第44回関東医歯薬科大学女子バスケットボール大会」で優勝した。

 同大チームが優勝するまでの最大の山場となったのは準決勝で、対戦相手は昨年秋の大会の決勝戦で敗れた杏林大。順天堂大チームは、大会が始まる前から強く意識してきた。試合前半は、杏林大の3-2ゾーンディフェンスに苦しめられ、第2ピリオド終了時で26対25と1点リードの拮抗した試合展開に。ハーフタイムに再確認した対策が功を奏し、第3ピリオドでは立て続けに3ポイントシュートが決まり、50対40と10点リードで終える。最終ピリオドは、相手の猛攻を耐え、62対56と逃げ切った。込山悠人コーチは、「相手に流れがいきかかったところを、自分たちが意識してきた“ディフェンス”と“リバウンド”のところで我慢できたことが大きかった」と試合をふりかえった。

 決勝戦の相手は、予選で苦戦を強いられた自治医科大学だったが、自治医科大は準決勝で怪我人が続出し決勝戦を棄権した。意外な形とはなったものの、順天堂大は、10年以上春秋通じて手にすることができなかった栄冠を見事につかんだ。

 大熊 鈴子キャプテン(医療看護学部3年)は、「昨年、決勝戦で敗北し、悔しい思いを胸に今まで練習してきたので、今回リベンジを果たすことができたのは素直にうれしいです!」とにこやかだった。

試合結果

【予選リーグ】

順天堂大 70-63(22-11、10-22、19-15、19-15) 自治医科大

順天堂大 105-17(25-4、26-6、30-4、24-3) 日本大

【決勝トーナメント】

順天堂大 90-41(24-8、17-11、29-10、20-11) 慶応大

順天堂大 69-59(14-13、20-12、22-14、13-20) 日本医科大

★準決勝★

順天堂大 62-56(15-14、11-11、24-15、12-16) 杏林大

★決勝★

順天堂大 20-0 自治医科大 ※自治医科大が棄権

順天堂大学医療看護学部・医療科学部合同バスケットボールチーム

〈合同チームながら、生まれた一体感・責任感〉

 練習は週に1、2回。医療看護学部だけでなく全ての医療系学部の学生が入部可能で、さまざまな学部の学生が在籍している。実習等で全員がそろわないこともしばしばだが、大熊キャプテンは、「困難を感じたことはありません。学部・学年関係なく仲が良く、“全員で楽しく勝つ”をテーマに、一人一人が責任を持ち、日々活動を行っているので、強いチームワークが形成されています。」と話す。

 今大会では、これまで以上にチームワークが発揮された。予選リーグの初戦の相手は、決勝でもあたった自治医科大で、第2ピリオド終えて1点ビハインド32対33と苦しい試合展開を強いられた。第3ピリオド序盤に逆転。スタートメンバーの体力回復のために、最終盤につながる大事な残り2分を控えメンバーが任されたが、リードを保ったまま第3ピリオドを終えた。この活躍にスタートメンバーも奮起し、良い相乗効果が生まれチームは勝利、優勝にもつながった。

 10年以上チームを指導している込山コーチは、「“コミュニケーション”を一番大切にし、バスケのみならず、今後の医療の現場や社会において活かせる “伝える力”に重点をおいて活動しており、それが今大会苦しい時にもチーム全体で伝え合い、下を向かずに話し合いながら戦えた」と今大会の選手の成長を語った。

 同チームは、秋の「第45回関東医看女子バスケットボールリーグ大会」で優勝し、春秋2冠を達成することを目標に、今後も“楽しむこと”を忘れず、活動を進めていくという。

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